日々徒然です

カフェにようこそ!

お互いを慕う

2017-09-04 01:48:10 | 小説
今日この日を幾度となく待ち望んだであろう
お互いの気持ちを確かめ合う
同じベットで朝を迎える

「おはよう啓太」
「あぁ、おはよう蒼太」
僕達兄弟は、お互いを気にしていた
どちらかが転んだり挫けそうになったら、助け合ってきた
それが徐々に、お互いを結びつける形となった

父さんと母さんは泊まりの旅行で外出している
昨日の夜は、お互いを確かめ合った

「チュ、フゥ」
「蒼太どう?痛くない?」
軽いキスから始まり角度を変えて、より深くなる
蒼太の震えを宥めるように這っていく手
少しづつ熱が上がっていくのが解る
僕達の遮るものは無く、肌と肌が重なり合う

「あぁ、うっ」
「うっ、あん」
蒼太の中に徐々に入り一つになる
辛そうな蒼太・・・
「蒼太、落ち着くまで何もしないから」
「うん、啓太苦しそうだよ。僕は大丈夫だから」
その言葉を聞き、急に元気になる
蒼太の喘ぎ声しか聞こえない
静かな家には2人だけ
2人の体温は急上昇
今この時を大切に確かめ合う