日々徒然です

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真也の気持ち

2017-05-21 06:23:24 | 小説
真希は保健室行きだな・・・

アイツは秘密にしているが「Ω」だ
俺はアイツが話すまで黙っていたが、周りの目が熱い目をしてきているのを知っている
ずっと側にいる俺に、話してくれても良いのに

世の中α、β、Ωの3種類に分けられている人格
Ωは月に1度の発情期があって抑制剤で症状も抑えられているが
皆から見てアイツは匂いがダダ漏れだ
俺は側に居て、アイツに寄ってくる輩を密かに排除してきている
「呑気なやつ、俺の気も知らないで」
隣に住んでいて幼馴染のアイツ
小さい頃からナイトのように周りに居て守ってきた
そろそろ限界か・・・

授業終了後、迎えに行く

「真也!いつもありがとう」
「嫌、構わない大丈夫か?」
「うん、でも限界なのかな」

真希は勉強が好きだ。夢もある
Ωは夢を持てない!持つ事が出来ないのだ
月に1度の発情期、抑制剤服用、副作用と縛り付けられている
誰かの番になると症状も緩和されてくるのだが

今日もアイツを狙う奴らが影に潜んでいる

俺はアイツのナイトとなるべく柔道、空手、合気道を学んで対抗してきた
真希!俺の気持ちにも気づいてくれ!
アニメの話をしながら、そんな事を考える
『俺はαだ』
噛み付いて俺だけの真希にしたい



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