日々徒然です

カフェにようこそ!

アイツの思い人

2014-05-31 01:41:29 | 小説
俺はあいつらの事を小学校の頃から知っている

いつも一緒に居て遊んでた事を
でも、家庭の事情で一人は海外に引っ越していった
あいつは一人で気丈に振舞っていた
あいつは小学高学年になり見違えるように逞しくなる
誰からも慕われていく

中学2年生になり生徒会長となった
異例ではあったが入学してから直ぐ生徒会役員の仕事をしていたので
難なくこなしていく
また、絶大なる人気もあり伝説を呼んだ

俺はあいつが羨ましかった。そして支えてあげたいとまで思っていた
でも、あいつの心は幼馴染に向いていた

高校に入学して直ぐ、やはり生徒会役員に抜擢されていた
高校2年生になり男子校で中高一貫の学園では珍しく転入生を迎え入れた
ここの学園は金持ちでエリート学園だら、さぞかしと思いきや
見覚えのある海外に引っ越していったアイツだった

2人は直ぐに、いつも一緒に居るようになっった
俺は、そんなアイツに生徒会役員を薦めた
丁度、会計に空きもあって
更に親密な関係になっていった
生徒会長は絶大なる人気者で親衛隊まで居て・・・

そんなあいつらを俺は保護者から見つめている存在となっていた
???どこで狂ったか?俺の本音はあいつと親密な関係ではなかったか?
でも、良いやあいつらが幸せであれば

俺も最近恋しくなってきた

逢いたい現実

2014-05-18 09:13:13 | 小説
やっと見つけた!逢いたかった
幼い頃の思い出は俺の宝物だった
嫌な事があっても思い人の事を考えるだけで忘れられた
そんな何年間の思いは出会って直ぐに解消された
あの人はビックリしていたが

学校の校門で迎えに来てくれた
直ぐに抱きしめキスをする。角度を変えて徐々に深く
「逢いたかった」と囁く
あの人は生徒会長なる物に付いていて学校や寮の案内をしてくれた
俺に逢いたくて迎えに来てくれた訳ではなかったようだ

少し残念だったが・・・

だが、数年の空白は直ぐに埋まった

俺はあの人を見つけては逢いに行き、傍らに居た
逢いたい時に側に居る、そんな生活が嬉しかった
傍らに居ても受け入れてくれる
抱きしめキスをする。もちろん深く、深く・・・
唇が離れる時には唾液が糸を引くくらい

寮では一人部屋らしく遊びに行く

勉強を見てもらいつつ、お昼までご馳走になる
あの人の料理は美味しかった
「うまい」の一言がでた。嬉しそうにしてくてる
徐々に距離が埋まりつつ、長年の思い・・・

触れ合う指、頬を撫でる指、髪をかき上げる指、体の隅々を触れていく指
俺は一つ一つ確認していく
あの人の体温が俺のと融合していく
触れていないところが無いくらい
俺を受け入れてくれる、一つに繋がる事に
溺れてしまう程一つに繋がる
「愛している」と囁きながら




これからの僕ら

2014-05-07 23:55:49 | 小説
ビックリした、幼い頃の思い出が鮮明によぎる

あいつを案内中、噂の的だった。クゥオーターなのもあって
胸がチクリとなる・・・
寮の案内で終了だ。ここの寮は一人部屋だから俺も凄く助かっている
基本自由な校風で、有名著名人を多く排出し名門大学や有名企業に就職と名門学園だ

部屋まで案内し帰ろうとした時、腕を掴まれ部屋に引き戻された
「迎えに来たよ。もうどこにも渡さない」
囁きながら後ろから抱きつかれた
嬉しかった、幼い頃は何処に行くにも一緒に行っていたし
側に居ることが当たり前だった

抱き合って直ぐ体が高揚するぐらい長い長いキスをした
お互いの存在を確かめ合うように、角度を変えながらキスに溺れていった
そのままベットまで抱きかかえられる。俺の理性は赤信号が鳴っていた
べットまで行くと体のあちこちを触ってきたが
俺の理性があいつを押しやり、横をするりと抜けた
再開して直ぐにベットは無いぜ!

俺は少しず、離れていた時間を取り戻していきたいと思っていたが
あいつは積極ワンコで合えば抱きついてくるし
何処へ行くにも付いて来ていた
それを見た副会長も生徒会にと任命してくれた
ますます一緒に居る時間が増えてくる

嬉しくて!嬉しくて・・・
俺はあいつが好きになっていった





約束

2014-05-01 11:05:07 | 小説
集団生活は少しでも皆より抜きん出てれば打たれてしまう
俺は、父がイギリス人で母が日本人だから金髪で目がブルー
それだけで小さい頃はいじめられていた。いつも一人ぼっちだった
だけど、いじめられても気にしてなかった。ある時、俺の絵を褒めてくれた人が居た
「澄みきったブルーだね」その一言が嬉しかった
そのまま、一緒に行動する事が多くなった
今で言う「意気投合」かな・・・おかげで卒園するまでは楽しかったのを思い出す
卒園して直ぐ海外に引っ越す事になって
その人に、お別れを言わなくちゃいけなくて
「必ず迎えに行くから、永遠に君を愛してる」パパがママに言っている言葉を伝えた

そんな思い出は俺の心の支えになっていた
海外での生活が長くなるが思い出は忘れなかった
父が日本での勤務に決まった
家族で引っ越すことになっていた
俺は嬉しくて!
父と母には子供の頃の思い出とこれからの事話した
2人共、賛成してくれた

父に友達の事を調べてもらい、そこの学園の生徒で生徒会長である事も解った
学園の編入試験は難しかったが、思いを果たそうと頑張って合格した

今日は、その学園に転校する日となった