グルメストアフクシマのブログ

男鹿にある大正七年創業の
お肉とお惣菜のお店グルメストアフクシマ
(有)福島肉店スタッフのブログです。

風船トーク Vol.2 感じる前に分かろうとしていたから分からない事だらけになってしまったんです。

2011-08-04 00:06:34 | イベント
こんにちは、コロッケ・ハンバーグのグルメストアフクシマです。

7月31日 カフェラテさん(土崎港、セリオン向かい)で
8nos!主催の
風船トーク in あきた Vol2がありました。
アサザ基金の飯島博先生
地元の若手3名(佐藤徳太郎商店 佐藤進幸さん、佐藤食品 佐藤賢一さん、福島肉店 僕。)がゲストで
今回は『言葉にはならない心の中のもやもやとの対話』を通して、わたしたちの中に眠っているイメージから、
これからの秋田の物語を紡いでいこう、というもので
『イベントを企画したcasane・tsumuguの田宮麻友美さんは「地域を考えるとき、他人に否定されることを恐れずに自由に発言することが大切」とし、「トークを通じて、私たちの心の中にあるもやもやとしたイメージから、これからの秋田の物語を生み出すことができれば」と参加を呼び掛ける。』  とイベント前、秋田経済新聞でも掲載されておりました。
正直、私の頭の中は大変危険な事ばかりで自由な発言はもやもやをもっともやもやにするのでは、という恐れもありました。
しかし、
参加してどういうことかが分かりました!!
 
アサザ基金の飯島博先生のお話は衝撃続きの最近の中でもすごく大きな一つでした。
もやもやの正体がわからなくても、OK。
その感覚を忘れずに、脇に追いやらずに、
ひとときでもいいから、向き合ってみて、
思い付いたままの言葉がふわふわ浮かぶ風船トークの『対話』の場から、
わくわくする秋田や自分を生み出しませんか?と………じわじわと
もやもやした自分を認める事ができた瞬間でもありました。

「感じる前に、分かろうとするから、分からないんだ」
に集約されております、まさに自分がそうだから飯島先生のお話は燃える要素たっぷりと同時に凹む部分もたくさんありました。

「あなたのお勉強してきたこととか、さまざまな引き出しも、でてきたものに与える答えや型にはめる輪っかにしかなってないんじゃないの?そういう理論とかの積み重ねはただの積み木で、何かあると簡単に崩れてしまうよ?」と言われているような…おそろしい問いですが、先生のお話からものの見方が変わりさらに自分の弱点や欠点にも気が付かせて頂きました。
以下抜粋させて頂きますが、当てはまる部分が多いにありました、おそろしやー。
「現代人は対象物の部分や要素を分析し、それらを寄せ集め再構成しながら、何ものであるかを理解しようとする。しかし、いくらこれをやっても相手を部分的にしか理解できない。類型化やタイプ分けはできるが、相手を丸ごと理解はできない。相手をタイプ分けして理解したつもりでも、結局相手を適当な枠組みで固定する事、つまり無理やりに相手の動きを止めて、ある部分で評価しているに過ぎない。丸ごと理解する とは、生きて動いて常に変化し続ける生身の相手をそのまま全部理解しようとすることだ。現代人は、そのような丸ごとを理解したいという意欲を失っている。」

答えばかり求めていた最近の私にとって
飯島先生はある意味答えを示してくれた部分もあるのですが
「まるごと理解の真意」は 答えなんてないよ、という答えかもしれないと思ったわけでございます。自然風土そのものを受け入れ成り立っていた和の精神のお話は
今までの何かが繋がった、とかではなく 本来あったはずの当たり前のはずの「新しい」合点のいく話で純粋にスーッと入ってきました。

私のモヤモヤは 経済発展の裏にある悲劇や 成長すればするほど何か犠牲になってしまう矛盾、ドラッカーの経営哲学がモヤモヤをモヤモヤにする竜のエサのように
持続可能な社会、本来の循環型社会に相反する世の動きが、そもそも自分のやろうとしていることだったりさらに分からなくしているのではないかと。
県立大教授でありNPO法人 地産地消を進める会代表の谷口先生の
坂の下の桃源郷 はバイブル的愛読書ですが、いくら読んでも、考えをもってしても、行動しなければ何ら意味を成さない、というわけですね
その前にまず感じたのか?と。感じていないのに、背伸びして、分かったように頭でかちになった上にたくさん詰め込もうとするから、ジェンガの上にジェンガ二乗だわ、
この自問自答をブログに書くという事はすごい水浸し状態でございますな。ええ。
でも大丈夫です、この認識が最も本当の希望に近づいたからです。

言いたいことも言えないこんな世の中じゃ、毒!なんですかね。10年以上も前の曲ですが、ふと思い出し、歌った時と同じ歳くらいになり少し理解できたかな、と思うもののポイズンか、ま、いっか。イーストエンドプラスユリ。布袋さんのポイズンにしよう、そりゃもっとマズイ。
しかし、同じような考えを持った方が数多くいる事も再認識しました。
潟上の佐藤進幸さん、佐藤賢一さん、は中小企業家同友会の今年度の経営指針を創る会受講生でもあり
共に男鹿南秋エリアで八郎湖や「自然」に対して想いが強く皆4代目という立場。
草木谷を守る会の皆さん、茄子地人協会の皆さん、他様々なところからのご参加があり参加者全員で自由に話し合いました。
この日
それぞれのお店の商品の試食・試飲もあり私どもは滝の頭クレソンを使用した冷製スープをご用意しました。
カフェラテスタッフの皆さん、いつもありがとうございます!!
様々なご意見を頂き、やはり販売はさらに延ばしさらに改良することとしました。
佐藤さん、お二人のつくだ煮、徳太郎商店さん定番のカリン子(わかさぎ)
              賢一さん 白魚の唐揚げ 岩ノリとエゴマ油
             美味しかったですー!たくさんあるつくだ煮屋さん、それぞれにストーリーがあり色もまたそれぞれ、似ているようで全然違います。お二人のお話を聞くとそのつくだ煮にかける想いに圧倒されます、熱いです、故に私もまた燃えます。
casane・tsumuguの田宮さんお二人がますます「人という資源」までもつなぎつむいでいく事の大きさ、に感謝と感激、まさに今後消費者と生産者という構図の中に最も必要とされる役割を担ったお仕事をされていると思います。
改めて準備を進めて来られた田宮さん、太田さん、8NOS!スタッフの皆様、カフェラテさんの皆さん、どうもありがとうございました!
ウナギや河童や竜などの動く線のメタファー達が動き、人々の心を動かし、丸ごとの湖を私達に取り戻してくれる日がくるだろう、という希望のもてる飯島先生の言葉で終わります。


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