後白髪山(うしろしらひげやま)は、
仙台市北西部、宮城・山形県境にある船形連峰(船形山1500 m)の最南部にある。
mocchi~さんが紹介した定義如来(じょうげにょらい)の奥。
写真の左奥のどっしりとした山(1423m)である。
20年前に良く登った。
2002年の大病以来、無理はできないが、
最近ようやく時間単位で歩けるようになってきた。
2年前から、
定義林道の標高750mにある
後白髪コース登山口「4 km 地点」まで行ってみたいという気になった。
昔は頂上まで登ることが目的だったが、今は違う。
健康のためのウォーキングが目的。
険しい山道や藪こぎは無理だ。
しかし、一昨年、昨年と定義林道入口「現在地」にロープが張られ、進入禁止。
しかし、今年はそのロープがない!
4月30日快晴。
登り2時間を目安に、この定義林道入口(標高約350m)から林道を出発。
林道入口の案内標識では1時間30分の行程。
昔は、急げば1時間で登った。
1月にカンジキを履いて、スキーを担いで1時間20分で登ったこともある。
しかし、2時間10分歩いて到達したのは、標高620mまで。。。
下り1時間50分で林道入口に戻る。
でも、往復4時間歩けたではないか!
登りだして30分で「4km地点」への登山道分岐の標識が立っていた。
昔はなかった標識。
昔、1月に上の「4㎞地点」からクロスカントリースキーで下った道である。
次回は、この登山道から登ってみよう。
5月3日も快晴。再挑戦。
林道入口で営林署OBの山火事予防班の2人と会い、
写真を撮ってもらう。
30分で「4㎞地点」への登山道分岐。
林道と違って、「登山道」は砂利道ではないので歩きやすいが、
ところどころに湿地のようなぬかるみ、水溜まりが多い。
足元に気を取られて歩いていたら、大事な案内標識を見逃す!
振り返って撮った下の写真に標識が写っている!
更に進み、タチツボスミレ(?)やフキやカタクリやブナの2次林を眺めながら、アップ、ダウンが続く。
しかし、どこかで少し「おかしい?」と感じていた。
「4㎞」地点へはもっと登らなきゃ行けないはずではないか?
ちっとも高度を稼いでいない。
道も広すぎる。
轍の後さえある。
拡張されたのかな???
と思いながら、 2時間歩いた。
しかし、腕時計の高度計は、まだ530mである。
しかも、目前に大きな倒木が続きだした。
昔なら足だけで簡単に乗り越えたが、今は両手を使わずには越えられない。
仕方がないので、倒木に腰かけて、昼飯のおにぎりを食べて一休み。
一息ついたら、「もう、無理せずに戻ろう」という気になった。
正解であった。
下り道では、目線の高さにあった「標識」に気が付いた。
「国有林作業道(この先通行不可)と登山コース分岐」の案内であった!
定義林道入口に戻ったのが、出発してからちょうど4時間。
15,000歩、歩いた。
今回は、これで満足。。。