10泊11日(フェリーに4泊)の夏の旅行は、楽しかったが、とても疲れました。帰宅した翌日は気が抜けたのか、疲労で全く動けなくなり、一日寝て過ごしたほど。しかも、翌週は会社の飲み会続きで更に疲れる。ようやく10日後になって旅行記を投稿する元気を回復。日記代わりに記しますので、適当に端折ってご覧ください。
6月28日(木) クラウンHVにするかエクリプスクロスにするか迷ったが、長距離を走ってみたかったエクリプスクロス(1.5 Lターボ)で仙台港から出発。曇り~小雨。太平洋フェリーは快適。走行距離32km。
6月29日(金) 午前名古屋港着、晴れ~曇り(蒸し暑い)~雨。名古屋市内に住む次女夫婦と昼食:ひつまぶし(ウナギを食った気がしない)、名神を走り彦根へ(米原付近で猛烈な雨、カミさんは爆睡。2時間前に竜巻発生)。琵琶湖畔のかんぽの宿彦根(食塩芒硝泉)は快適。食事が良く、きれいで、安いので、近所の住人もよく利用している由。夜も外は猛烈な風雨。
6月30日(土) 曇り~晴れ、彦根城を見学してから有馬へ。
13時頃にはかんぽの宿有馬着。駐車場で場所取りをしてくれていたオヤジさんと立ち話している所へ真珠彩さん到着。三人で話すが、蒸し暑さにたまらず、私だけ、宿内へ失礼(関西在住の方は暑さに強いことを実感)、早速入浴して汗を流していると「皆揃ったので駐車場へ出て来い」と記念撮影の約束の時間(4時)より30分以上早く電話が鳴る。一人浴衣姿で記念撮影参加(写真は、真珠彩さんやオジジ~さんのブログ参照)。撮影が終わって宿内に入ると猛烈な夕立。間一髪!楽しいオフ会、二次会でまたオヤジさんにイジメられたような気がする(笑)。名古屋港から2日分で210km走行。
7月1日(日) 晴れ(非常に暑い)、朝食後、部屋から駐車場を見ると、オフ会仲間二人が雨に濡れた愛車を拭いている!!
散会の後、papaさんの案内で有志の皆さんと有馬温泉に続き、神戸の異人館街を見学。坂道がきつかった。日焼けして、額が真っ赤になる。
papaさん、暑いところ二日間、本当にご苦労様でした。
(オヤジさんもご準備ご苦労様でした。)
休憩した神戸ポートピアホテルで、神戸空港から発つ大雪さんとmocchi~さん、お二人を送るpapaさんと別れて、フェリー乗り場を探す。しかし、スマホ連携ディスプレイオーディオ(Apple CarPlay)に慣れていないせいか、使いにくい。しかも私の声を認識しないことがしばしば(後で、カミさんの声を認識しやすいことが分かった)。ナビ(アップルマップ)では、神戸三宮フェリーターミナル(高松・宮崎)しか出てこず、サンフラワーフェリー埠頭を探してポートアイランド付近を1時間以上走り回る。夕方、なんとかサンフラワー号に乗船。
51km走ってしまった。
7月2日(月) 曇り(蒸し暑い)、早朝、大分港に着き、別府へ。ヤシの木の街路樹が九州へ来たと実感させる。朝食を食べようと思うが、8時前なので店が開いていない。ようやく、「○き家」を見つけ、初めて利用。「うなぎゅう」を食べたが、悪くない。カミさんのアンドロイドスマホのグーグルマップで「近くの出光ガソリンスタンド」を検索すると「清家GS」ばかりが出てくる。仕方なく向かいのENEOSで給油。直ぐ近くにあった清家GSには、確かに出光のマークがついていた。「海地獄」を見てから、大分自動車道へ。
湯布院でおりて、水分峠から「やまなみハイウェイ」に入り、「べべんこ牧場」
(標高888m)で休憩。由布岳も九重連山も雲に隠れて見えなかった。
カミさんが行きたいというので、九重の「夢の大吊橋」北方口へ。私は怖くて吊橋手前の展望台にも上がれない。
その後、早めに「宝泉寺温泉久月」到着。静かでしっとりした温泉旅館(食塩泉)。食事も部屋も温泉も良かった。料金も安め。若女将が親切で、可愛い。相客は、50代くらいの日本人夫婦一組。100km。
(料理に手を付けてしまってからの写真で失礼)
7月3日(火) 夜、台風が長崎へ抜けたというが、大雨の朝。早めに宝泉寺発。土砂降りの雨の下、国道387号から442号を経て南下し、(北のはげおやじさんが泊まったという黒川温泉は素通り)「やまなみハイウェイ」へ入り、更に南下。牧場風の景色の中、九重山も全く見えず、大雨の中、ただひたすら必死で走る。阿蘇の外輪山を阿蘇盆地へ降りると、雨が止む。コンビニで一息ついてから、阿蘇神社を遠くから拝む。阿蘇大橋不通のため、阿蘇外輪山を内牧温泉方面へ登り返し、迂回して国道57号へ(雨はやんだが、曇っていて阿蘇山は見えず)。間もなく、熊本着。地震でやられた熊本城を拝む。
カミさんが急に、「腹が減った、ラーメンを食べたい」というので、ラーメン屋を探していると、また「○き屋」があった。「○き屋」でもよいというので2度目の体験。そば類も悪くなかった。その後、九州自動車道へ入るが、再度猛烈な雨。ラーメンを食べて熟睡のカミさんを起こして、宮原SAで休憩、トイレまで傘がないとビショビショになるほど。小一時間ほど眠る。夕方、人吉温泉着(食塩泉)。旅館の前の球磨川は濁流状態。球磨焼酎は、イモでも麦でもなく、コメで作ると初めて知る。結構客がいたが、6,7人の中国人の女性客も。中国人観光客がいない観光地を探すのが難しいご時世になった。296km。
7月4日(水) 小雨。九州自動車道へ戻り、鹿児島へ。雨で霧島山系は全く見えない。桜島SAで桜島撮影のポイントを探すが、雲に隠れて姿を現さない。姶良ICで出て国道10号を錦江湾沿いに走る。次第に晴れてきて、暑くなる。桜島も姿を現す。世界遺産の旧集成館・仙厳園を見学。猛烈な蒸し暑さ!東北の暑さとは格が違う!!
屋久島と種子島に自生するという「ヤクタネゴヨウ」の古木
の木陰で一休み。。。
あまりに熱いので、
エアコンが利いた薩摩切子の売店に逃げ込み、
奮発して「薩摩切子」の「ぐい吞み」赤と青を買う。
最安値でも、予想した金額の倍!
鹿児島市内出光石油のGSセルフで給油。会員になっているので安い。
その後、国道226号へ入り、海沿いに指宿を目指して走る。
次第に開聞岳が見えてくる。
指宿市内の砂湯を避け、開聞岳手前の山川の「砂湯里」へ。
近くのペンション「菜の花」泊。食事も温泉(酸化鉄で褐濁した食塩泉で、有馬温泉の金泉と同じ)も満足。オーナー夫婦も面白い。他の泊り客は、香港から来た女性5人組。オーナーも香港へ遊びに行っていて、仲良くなっているらしい。開聞岳に雲がかかってきたので、明日は曇りか雨だと言う。166km。
オーナー夫妻。 オーナーは、元、鉄鋼マンの由。
7月5日(木) 予想通り、夜中に雨が降り、朝は薄曇り。
開聞岳は雲に隠れて見えない。
朝早めに発ち、近くの長崎鼻の竜宮神社へ(竜宮信仰の発祥地と自称)。私と同い年の売店の親爺と話すと、これから向かう青島は昔の面影がない、と言う。
ペンションのオーナーが指宿西郷どん館を是非見て行けと言うので、見学。
次は、知覧へ。20歳前後の特攻隊員の記録に、カミさんは涙。
武家屋敷街を眺めてから立ち寄ったお茶屋の知覧茶が美味かったので買う。
知覧から指宿スカイラインへ入り、九州道路へ。加治木から国分方面へ分岐し、東九州自動車道へ。末吉財部で一般道へ出て、都城から宮崎自動車道へ入り、宮崎へ。日南フェニックスロードを青島へ。私達が20代の頃には「日本のハワイ」として新婚旅行のメッカだった青島も、中国人が目につき、なんとなく元気がない雰囲気(50年前と違って、ハワイも沖縄・石垣島も簡単に行ける時代になったから仕方ないか。。。)。鬼の洗濯岩を眺めながら、海岸の国道220号を日南へ南下。
簡保の宿日南泊。ここもきれいで部屋が大きく、食塩泉。安目の夕食で予約していたので、肉類が少なめ。宮崎牛を食べたくなり、ステーキ200gを追加注文。6000円なり。でも、かんぽの宿2泊分のポイント3000ポイントx2人分=6000ポイント(円)を使えたので、追加は酒代のみ。かんぽの宿は素晴らしい!257km。
7月6日(金) 昨日通り過ぎてしまった10キロほど北の鵜戸神宮が子宝の神様だったことを思い出し、子供達に子(私達にとって孫)ができることを祈願するために、10キロ戻り、鵜戸神宮にお参り。私は、本宮へ向かう二つ目の橋の下が断崖で、怖くて渡れない(笑)ので、カミさん一人で本宮参拝。
その後は日南から国道220号を一路、志布志へ。午後、早めにフェリーターミナルへ到着し、明日に備えて古い出光石油のGSを探して給油。爺さんが出てきたが、窓も拭いてくれない上、最高値。会員割引もない!
埠頭近くのモールで、寿司のパック他、ビールも買い込み、夕方、大阪南港行きサンフラワーフェリーに乗船。75km。
乗船待ち時間が長く、アイドリング1時間。サンフラワー「きりしま」号は、錆が目立つ昭和の匂いのするフェリー。「ファーストクラス」を予約しておいたが、2段ベッドで洗面台もなし。驚いたのは、共同トイレの殆どが膝上の高さの和式!あまりにひどいので、風呂に入って直ぐ部屋にこもって食事。ビールを飲んで寝る。和式トイレは、私には死ぬほどつらい。身障者用を覗いたら洋式で、きれいで広いので、その後は、身障者用トイレを使わしてもらう(なお、「きりしま」号は9月から新造船に代わるらしい)。四国の南の太平洋を航海するので、少し揺れたが心配したほどではなかった。
7月7日(土) 無事、朝、大阪南港に上陸したが、西日本、関西は梅雨前線による大雨でえらいことになっていた。フェリーのTVで関西の高速道路があちこちで通行止めの情報が流れるが、カープレイのアップルマップは最新情報が入らないので全く役に立たない。大雨の中、とにかく、一般道を東大阪方面へ向かうことにする。できれば、伊勢神宮を参詣したかったが、大雨による道路通行止め事情がよく分からないので諦めて、名神高速に入る。真っ直ぐ名古屋へ向かうことにして、早く名古屋に着いたら、是枝監督の映画「万引き家族」を観て時間をつぶそう、と決めた。新名神へ入り損ねて、結局、往路を逆走して大回りして名古屋へ。名古屋に到着した頃には、雨は小雨に。
アイホン(アップルマップ)と車載機(カープレイ)の組み合わせより、グーグルマップがナビとして使いやすいことが分かったので、カミさんのアンドロイドスマホで「名古屋の映画館、万引き家族」を検索し、車載器カープレイと二本立てで名古屋市内の映画館へ向かう。しかし、繁華街の、もう少しで映画館、というところで小便をしたくなり、コンビニを探しまわるが見つからない。仕方なく、人気のない某駐車場の物陰に強引に駐車し、小用を足す。足し終わって、車に戻ると、今度はカミさんが目標の映画館の場所が消えてしまって分からなくなった?!という。グーグルマップで前と同じようにカミさんに呼びかけさせるが(グーグルマップも、カープレイも、私の声よりカミさんの声を認識しやすいようで、特にカープレイは私の声をほとんど理解しない)、近くに映画館が現れない????付近をぐるぐる探しまわるが、映画館の看板が見当たらない。。。。というわけで、疲れたので、映画館に入っても暗くなれば、眠ってしまうだろう、と思い直し、映画も諦める(笑)。結局、名古屋港フェリーターミナルへ出発(19:00)の4時間以上前に到着。6時間かけて、232km。
ターミナルの待合室の長椅子に横になると、あっという間に眠りに落ちる。カミさんは、趣味の編み物をして時間をつぶす。16:00に乗船手続き開始になり、手続き後、17:30には乗船待ちの車列に並ぶが、苫小牧行きの車を先に載せるので、ぽつぽつと遅れて到着する苫小牧行きの車を待つから、結局、仙台行きの私の車が乗船したのは18:30。その間、蒸し暑い小雨の下、アイドリングしてエアコンオンにして車内で待つ。その間、燃費表示は12.4から11.6へグングン下がる。
こうして、翌日、夕方、無事、霧雨の仙台上陸。太平洋フェリー(いしかり)は、レストラン、売店、映画館、個室等、設備充実で快適。
まとめ:全走行距離=約1500km。急坂の登り以外はエコモード使用。余裕があるときは、フットブレーキの代わりにパドルシフトを多用。
消費ガソリン=136L、実燃費=11 km/L。
アイドリングが長かったので、燃費は12 km/Lを超えなかったが、アウトランダーPHEVと同様、エクリプスクロスの乗り心地は抜群に良い。エンジンの振動はクラウンHV並みに静かで、路面の微細な凹凸は感じない(タイヤはトーヨープロクセスR44、225/55R18)。S-AWCのためか、90度のターンも横Gやロールを感じさせない。剛性も高いのかもしれない。ステアリングの革も滑り止めが適度に利いていて扱いやすい。革シートの座り心地も固くなく、柔らかすぎず包摂感があり、カミさんの評価も「とても落ち着いて気持ちよく座っていられる、優しく包んでくれる感じ」であった。
なお、11日間の旅行中、一度も言い合い(喧嘩)をしなかった。非常に珍しいことなので、蛇足ながら、付記して終わる(笑)。