昨日はなでしこフォーラムで講演させて、戴きました。
医師向けの講演でしたので、1ヶ月ほど前から準備していました。
分かりやすい講演が出来たような?気がします。
女性は50歳前後で、閉経を迎えます。
それに伴い、エストロゲンというホルモンが体から出にくくなります。
その為に、男性よりも骨粗鬆症になり易く、骨折も起こし易くなります。
50歳台で10%、60歳台で30%、70歳台で50%が骨粗鬆症です。
更に、骨粗鬆症の患者さんの80%が未治療です。
現在、骨粗鬆症の治療薬は様々な物があり、それぞれ利点と欠点があります。
女性の場合は、一生を考慮した、骨粗鬆症治療が必要です。
心配な方は、まずは詳しい検査をお勧めします。
わきだ整形外科では、骨粗鬆症ガイドラインで推奨されている、大腿骨、腰椎を同時に行える最新の機器で検査を行います。
また、骨粗鬆症を治療して骨折を予防すると同時に、骨折を起こさない体を作ることも大切です。
一つでも当てはまる方は、ロコモティブシンドロームです。
ロコトレをはじめ、適切な運動を行うことで、健康寿命を伸ばします。
女性の平均寿命は86歳、女性の健康寿命は74歳。そのギャップは12年です。
つまり、女性では12年程介護が必要な時期があるということです。
ロコトレはリハビリ時に指導することも、出来ますので、遠慮なくお申し出ください。
また、女性においては過活動膀胱の患者さんはとても多いといわれています。
現在はいいお薬がありますので、お困りの方は医師にご相談ください。
女性のミカタでは下のようなチェックシートを配布しています。
一度、自己チェックをしてみてはいかがでしょうか。