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脊椎内視鏡下手術 - わきだ整形外科 - http://wakida.org

わきだ整形外科は脊椎内視鏡下手術を中心とした、低侵襲手術が専門のクリニックです。 - 鹿児島県鹿児島市で開業しています。

OsiriXからWindows10+Orthancに移行する(1)機材の準備

2019-06-19 03:44:27 | Weblog

前回に引き続き、OsiriXで運用していた、画像サーバーを移行する話です。

将来電子カルテがWindowsになっても困らないように、サーバーをMac以外にしてみよう考えて、調べてみました。

Dicom フリーウエアとかで検索するとDCM4CHEがいいとか、Conquestがいいとか、書いてあるサイトもありますが、結局インストールについて詳しく、わかりやすいサイトはありませんでした。

DCM4CHEは以前から有名ですが、JAVAをかますのでそれだけで嫌になりました。

色々なソフトをUbuntuにインストールしたり、Windows10にインストールしたりしてみましたが、結局うまくいかず、パソコンにUbuntuとWindows10を何回もクリーンインストールする羽目になりました。

普段Mac使っている人が、Mac以外で画像サーバーを作るならば、Windows10+Orthanc の組み合わせというのが私の結論です。

まずは、パソコンを用意しましょう。

AMD Ryzen 5 Pro 2400Gと USB Type-Cがある機種で探して、今回はThinkCentre M725sを購入しました。USB Type-Cはオプションです。

最近、もう一台サーバー作るためにHP EliteDesk 705 G4 SFを購入したのですが、HPの法人ストアはネットで注文後にわざわざ電話をくれて、値引きを提案してくれたり、Lenovoより納期が早かったりして、こっちがいいかもしれません。

外付けのHDDですが、USB Type-CとRAID 1は必須と考えて、ラトックシステム USB3.1/Gen.2 RAIDケース (HDD2台用10Gbps対応RS-EC32-U31Rと6TB WD Red NAS用 WD60EFRX 5400rpmを2台用意しました。

ただし、RS-EC32-U31Rは再起動した時は、一度ケーブルを抜かないと認識しなかったりします。

データを移行時にオーバーヒートしたので、扇風機で冷やしながら行う必要がありました。

ずっと稼働している分には、トラブルはありません。

My Book Duo WDBFBE0120JBK-JESN USB3.1 Gen 1/RAID 0,1  を後で、Horosのサーバー用に買いましたが、こっちでもよかったかも。

今回は、サーバーを使用しながら、別のサーバーを作るために、一時的なバックアップ用にIODATA HDCZ-UTL6Kを購入して、データをコピーしました。

MacOS拡張でフォーマットしているHDDWindows 10では読み込めないために、IODATA HDCZ-UTL6KMacに接続して、ディスクユーティリティを使用してexFATでフォーマットしましょう。MacでもWindows 10でも読み書きができます。

OsiriXのデータフォルダにDATABASE.noindexというフォルダがあります。

まずはこれをコピーしましょう。当院の2.5TBのデータで2日近くかかりました。途中の表示は5日間とか出ました。('')


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OsiriXからHOROSに移行する。

2019-06-19 01:30:57 | Weblog

わきだ整形外科では、開院当初から、OsiriXという画像ビューアを使用していました。

以前はフリーウェアでサーバー機能まで完備されており、非常な優秀なソフトウェアです。

現在も、もちろん存在しますが、有料なソフトウェアに移行しており、現在は1年のフリーアップデートでMac 一台ずつ¥84,856もかかるようになってしまいました。

それなら、自力で管理する意味はないですね。

OsiriXを作っていいたメンバーの中でも、そのような方針に反対なメンバーがいて、その人達がOsiriXを独自に発展させています。

色々あるのですが、HOROSが一番いいようです。

HOROSはフリーウェアで最新のmacOSにも対応します。

それでは、OsiriXのデータを移行しましょう。

私はサーバーのデータは外付けのハードディスクに、保存したほうがいいと思います。

なぜかと言うと、コンピューターが壊れても、コンピューターを変えればすぐに復旧できるからです。

そういう訳で、当院ではすでにデータはすぐに移行できる状態です。

そうでない方はHDDを用意してください。最低でもRAID 1です。ThunderboltかUSBでMacに直接接続できた方がいいです。

院内LAN経由でNASを使用するのはレスポンスが落ちるようです。

新しく使用するMacを用意しましょう。

HDDをMacに接続します。

HOROSからHoros 3.3.5をダウンロードしましょう。4.0RCはうまく動きませんでした。

Horos 3.3.5をインストールします。インストールが終わったら、preferences>General>Languegesの日本語のチェックを外します。Horosを再起動します。これはHoros 3.3.5のバグでこれをしないと2Dビューアーが開きません。('◇')ゞ

次にpreferences>Database>Databases Locationを外付けHDDに指定します。

次にFileからImport>Import Filesを選びます。先ほどのHDDの中のOsiriX Data>DATABASE.noindexを選びます。

しばらくするとLinkかCopyか聞いてきますので、Copyを選びます。

半日ほどで移行が完了します。(^▽^)/

追記:Linkを選んでうまく動いていましたが、シャットダウン後に、綺麗さっぱりデータが無くなっていたことがありました。(^_^;) Copyがいいようです。ただし容量に注意がいりそうです。

 

クライアントもHoros 3.3.5を使用します。Bonjourはうまく動きません。クラッシュします。

Queryを使用してデータをダウンロードしましょう。

preferences>Database>Databases Auto-Clearingを1か月ぐらいに設定したほうがいいと思います。

On-Demandを使用するとBonjourが使えないデメリットはあまり感じなくなります。

これで、完了です。

その他、設定がわからない方はコメントください。(^O^)

コメント (8)
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