脊椎内視鏡下手術 - わきだ整形外科 - http://wakida.org

わきだ整形外科は脊椎内視鏡下手術を中心とした、低侵襲手術が専門のクリニックです。 - 鹿児島県鹿児島市で開業しています。

天野篤先生を見て感じたこと

2012-02-21 03:03:53 | Weblog

天皇陛下の手術をされた、天野篤先生のことは科が違うので、今回初めて知りました。

やっぱり出来る医者はオーラから違いますね。

日大医学部に3浪して入学しましたが(もう本人は言われたくないでしょうが)、技術を磨き、順天堂大学医学部教授まで上り詰めた先生です。

年間、200例以上の心臓バイパス手術をこなすそうです。

自分の大学の手術室では無く、それも東大の手術室、そして、患者さんは天皇陛下とこれ以上無いプレッシャーの中での手術だったはずです。

その手術を終えた後の、あの冷静で、自信に満ちあふれた表情、すばらしいの一言です。

手術を終えて、成功したと言ってもいい場面での言葉が、「陛下が術前に希望されたご公務、日常生活を取り戻されるというのが成功といっていい時期。現状で成功かどうかという判断はやや尚早。」と、こちらも、すばらしい言葉。

本当に、かっこいいと思いました。明日から、まねしてもいいですか。(*^_^*)

 

私は、ラ・サール高校を出て、医師になろうと漠然と思っていましたが、受験勉強には何か身が入らず、福岡大学医学部に何となく入学し、何となく医師になりました。

でも、医師になってからは、目が覚めたような気がします。

九州大学医学部整形外科に入局した後、様々な関連病院を回りましたが、そこでの経験はこの上ない物でした。

どの病院でも先輩の先生が親身になって教えてくださいました。おかげで、まっとうな整形外科医になる事が出来ました。

広島赤十字原爆病院の大賀正義先生には、脊椎外科医としての道を開いていただき、さらにMD,MED法への手術、研究への道筋を開いていただきました。

そして、新しい事へのチャレンジする事への重要さを学びました。その中で、棘突起正中縦割進入MD,MED法は生まれました。

今は、Cortical Bone Trajectoryを用いた脊椎固定術を行える、九州最初の医師となりました。

Cortical Bone Trajectoryというテクニックは患者さんにも低侵襲な上に、手術を行う医師にも大きなメリットがあるテクニックです。

棘突起正中縦割進入MD,MED法と同じように、Cortical Bone Trajectoryも多くの医師が安全に行えるよう、広めていきたいと考えています。


楊 昌樹はわきだ整形外科で年間300件程の手術を担当させていただいています。

その中で、全身麻酔を必要とする手術は280件、脊椎の手術は157件(2011年)と重要な治療を任せていただいています。

また、以前は整形外科医としてだけ働けば良かったのですが、わきだ整形外科では院長として、全体を統率していくことも仕事となっています。

すべてがやりがいのある仕事で、進歩に終わりの無い仕事です。

いつも、事務主任に言います。病院はSim Cityと言うゲームと一緒だよ。

Sim Cityは市長になって、町を発展させるゲーム。町が発展すると、問題が起き、火事や竜巻、時々ゴジラが町を破壊していく。それを乗り越えて発展させるのがSim Cityと言うゲーム。

病院も発展していくと、様々な問題が起き、それに対処しながら、発展する。

だから、わきだ整形外科ではいろんな職員が、毎日のように、様々な問題を発見し、それに対して話し合いながら、改善に努めています。

私はその成長を見るのが大好きです。これからも、その進歩を見続けたいと思います。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

腰椎椎間板ヘルニア手術実績 わきだ整形外科(鹿児島)

2012-02-11 13:06:09 | Weblog

本日は休日ですのでゆっくりしています。

日本脊椎脊髄病学会より、2011 年の手術についての調査依頼が来ていますので、いまその入力をしているところです。

わきだ整形外科で2011年に行われた、腰椎椎間板ヘルニアの手術実績は43件でした。

手術に至る患者さんは腰椎椎間板ヘルニアになった方の3割と言われますので、100人の方は手術を受けずに治療したと考えられます。

わきだ整形外科(鹿児島)では腰椎椎間板ヘルニアの手術に関しては、全例に脊椎内視鏡下手術、脊椎顕微鏡手術で行っています。

具体的には脊椎内視鏡下ヘルニア摘出術(MED法)棘突起正中縦割進入MD,MED法によるヘルニア摘出術で行っています。

どの手術で行うかはその腰椎椎間板ヘルニアの状態などから決定します。

わきだ整形外科では内視鏡用のカメラは2台体制で手術を行っています。

同日に2人の手術が可能なことはもちろんですが、もしトラブルが発生しても、もう一台のカメラを使用できますし、脊椎顕微鏡手術(MD法)にも切り替えられるので、手術侵襲を大きくすることはありません。

わきだ整形外科では常に不測の事態に対応できるように準備をしています。

先日からブログに書いていますが、腰椎椎間板ヘルニアになった患者さんの7割の患者さんは手術をしないで治せる患者さんです。

様々な、民間療法や、間違った治療をされて、苦しんでいる患者さんを多く見かけます。

鹿児島で腰椎椎間板ヘルニアになった患者さんは、そんなにも遠くないのですから、ぜひ谷山のわきだ整形外科まで、いらしてください。

県外からの患者さんも多くお待たせすることもありますが、はっきりとした治療方針をお話ししています。

先ほども述べましたが、保存療法で治療する方が多い疾患です。治療法が決定した後は、近くの病院で治療継続をしてもらうことも多いのです。

わきだ整形外科に気兼ねなくご来院ください。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鹿児島で、腰椎椎間板ヘルニアになってお困りの方へ

2012-02-07 23:56:36 | Weblog

腰椎椎間板ヘルニアは脊椎疾患の中で最も多く罹患する疾患で、坐骨神経痛の最も多い原因です。多くは椎間板の中にある髄核というものが神経の方に飛び出してきて、神経を圧迫し、痛みを出します。

症状は多くの場合、片方の下肢痛やしびれが出現します。また、下肢の筋力が落ちたりして、つまずき易くなったりすることがあります。
腰痛だけの方のほとんどは腰椎椎間板ヘルニアではないと思って良いと思います。

腰椎椎間板ヘルニアになったから、もう手術だとあきらめないでください。

約7割の方は自然経過で、痛みが良くなります。手術に至る方は3割ぐらいです。

その中にはどうしても手術が必要な患者さんがおられます。わきだ整形外科では、はっきり手術が必要な理由をお話ししています。

鹿児島でも多くの方が腰椎椎間板ヘルニアになり、民間療法などに頼ったりして、つらい思いをされている方が多いようです。

神経痛を感じたら、まずは、私、楊 昌樹もそうですが、日本脊椎脊髄病学会認定の脊椎脊髄外科指導医に相談すると良いでしょう。

わきだ整形外科では腰椎椎間板ヘルニアに対して、脊椎内視鏡下手術を用いた治療を行っています。

脊椎内視鏡下手術で手術を受ける際は、日本整形外科学会認定脊椎内視鏡下手術・技術認定医に相談するのが最良と思います。

鹿児島でも、いくつかの施設で、脊椎内視鏡下手術が受けられるようになりました。

しかし、鹿児島では、
日本整形外科学会認定脊椎内視鏡下手術・技術認定医の資格を持っているのは、わきだ整形外科楊 昌樹、一人のみです。

間違った、治療をしてしまう前に、わきだ整形外科にご来院ください。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

菊地臣一先生の講演を聴きました。

2012-02-07 07:13:04 | Weblog

鹿児島では、整形外科関連の勉強会が、毎週1,2回開催されていることが多いです。

先週は福島県立医科大学の菊池臣一先生の講演を聴きました。

菊池臣一は日本の脊椎の先生の中でもトップクラスの先生です。

今回は腰痛についてのお話でしたが、私たちはまだまだ勉強、研究しなくてはならないと痛感しました。

その話の中で、ガイドラインだけに頼らずに、医師としてのアートな部分を大事にすることが必要だと言われていました。

患者さんの症状というのは似ているようで、一人一人違っているので、杓子定規には行きません。

私も、若い頃に比べると直感というか、アートな部分を感じることが時々あります。そういうセンスは勉強や経験を積んで得られるものだと思います。

しかし、アートな部分だけに頼るのも危ないわけで、そのバランスが必要なのでしょう。

そのほかにも、患者さんに向き合う姿勢についても大変参考になりました。

やはりすごい先生です。

その、菊池臣一先生ですが、コラムも持たれているようです。

まだ、私もすべて読んではいないのですが、重みのある内容となっているようです。

楊 昌樹もすこしでも近づけるよう努力していきます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする