「藁の家」

「藁」による新たな建築の可能性や発展を通じて日本の住環境に対する意識を高めていきます!

気持ちをこめる。

2005年08月18日 02時04分52秒 | カフェコモンズ建設プロジェクト

実はこの大阪でのプロジェクトの前に神戸のプロジェクトも行ってきたのだが、
その時の筋肉痛が今日になってピークを迎えた。
いかに毎日堕落した生活を送っているのかが痛いほどわかる瞬間だ。

全身筋肉痛です。

それで、さらに追い討ちで先日のベイル搬入。
そうそう・・・神戸に行く前には名古屋で搬出作業のためベイルをトラックに積んだっけ・・・。
いろいろな作業の筋肉痛が幾重に共鳴しているのか?
しんどいぞ・・・
そんなことは言っていられず、続々とこのプロジェクトのために遠方からの参加者が集合する。一番楽しみな瞬間です。

今回のカフェ建設は、単なる建設ではない。
不登校・引きこもりの若者の脱出・就労支援を行っているNPO法人ニュースタート事務局関西の活動を通して結成された日本スロー・ワーク協会(詳しくはここ)が施主であるカフェ建設事業。
共に場所を作るお手伝いをさせていただいているのだ。
今までのストローベイルプロジェクトを通して体験してきたことでもあるが、決まったものをただひたすらこなすのではなく、その場にいる全員で考えながら作り上げていくプロセスが、製作者同士の信頼関係を築き上げていく。そして、完成後の達成感が共有でき、遠く離れていても心は繋がっていける気がする。
従来のミリ単位の制度で狙いながら作り上げられていくモノとは違い、その場に関わる人の気持ちひとつで完成度が変わる。!



土塗り作業の時、僕は必ず手で塗りこむことにしている。
泥の固さ、冷たさ、重さを感じながら全体重をかけながらゆっくり滑らすように塗りこんでいく。
大げさに言うと「魂を摺りこむ」感じである。

少々形がいびつでも、線が曲がっていてもそのひずみにはストーリーが隠れていて、形として残っていく。
いつの日か、その歪みを見て建設現場でのみんなの顔を思い出すことが出来るのでしょう・・・
そして今回、このカフェ建設に関わる方たちとひとつ約束をしました。

「完成後、みんなでここで会いましょう」と。

次回は8月25日に土塗り第2回目の作業があります。楽しみ~♪
(プロジェクトメンバー内で参加希望者受付中!)

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