「藁の家」

「藁」による新たな建築の可能性や発展を通じて日本の住環境に対する意識を高めていきます!

ストローベイル、まだまだつくりますよ~!!

2006年01月30日 09時53分47秒 | 藁の家
1月28日・29日、晴れ空の下でストローベイル作りを行いました。最近続いた晴天のおかげで、今年農家さんにお願いした全ての藁の乾燥が終わり、ベイル作り作業を残すだけとなりました。
そのベイル作りも順調に捗り、乾燥してフワフワの藁がベイラーをのパワーでカチカチのベイルになって続々と出来上がります!


今まで使っていたベイラーと大きさも、メーカーも違うため、同じような使い方ではいいベイルが出来ませんでしたが、試行錯誤の結果、一歩進歩しました!
去年まで行ったベイルつくりのワークショップでは「ベイラーが動いている時に近くにいると怖い・危険」といった声も多くありました。実際、確かに危険でした。
しかし、これから使用するベイラでの作業は一歩安全側に近づきました(といっても危険な機械ですので、作業には管理者の指導の下、十分注意をして行って下さい

遠くまで広がる田園の風景の中に入ると街中では味わえないような開放感に満たされます。空気もおいしく、思わず走り出したくなってしまうほど元気が出ますよ!

先ず、みんなで田んぼの中に入って乾燥した藁を拾い集めます。
長靴を履いて土の上を歩くと、子供の頃に感じた事のあるような懐かしい感覚が蘇りました。最近ではアスファルトやコンクリートの上を歩くことに慣れてしまった僕たちにとっては新鮮な感覚でもあります。
途中では、ベイラーの安全装置であるボルトが破断したり、紐が途中で切れてしまうというトラブルもありながら、まだまだ得体の知れない「ベイラー」という機械の事を少しずつ理解していきます。出来上がったベイルを保管場所へ移動する為にトラックに積み込みます。

昼食はは参加していただいた方が玄米でおにぎりを作って持ってきていただいたり、農家さんの自慢の食事をいただき、ストローベイルにかかわる話をしながらゆっくりと過ごします。
実際にストローベイルハウスの建設を予定している方は、一軒に何個くらいのベイルが必要なのか?保管するのにどのくらいの倉庫が必要なのか?ベイルつくりにはどのくらいの労力が必要なのか?実際に体を動かして体験されたことと思います。
こうした材料作りの現場を通してお金では買うことの出来ないものをたくさん得ることが出来たと思います。素敵な出会いやつながりも生まれたことと思います。
このようにして仲間が集まり、建設時には全国から「結」のようにお手伝いに来てくれる人脈も増えて行き、一軒の家が出来ていくのでしょう。


28日に参加していただいた皆様と、取材スタッフ。


29日に参加していただいた皆様。

次回は2月4日に神戸でベイラー試運転+ベイル作りを行います。
そして、2月下旬にも名古屋にてストローベイル作りを予定しています。



**************ご案内***************************
ストローベイルプロジェクトメンバーについてはこちら・・・


ハーセルフビルド・セルフビルド・スローライフ・スロービジネス・スローデザイン・スローフード・ストローベイルハウス・藁の家
・わら
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする