「藁の家」

「藁」による新たな建築の可能性や発展を通じて日本の住環境に対する意識を高めていきます!

自己紹介

2004年10月04日 23時49分50秒 | 藁の家
大島秀斗(おおしまひでと)
建築家・スローデザイン研究会メンバー

1974年生まれ。愛知県出身。中学3年生の頃、自宅の建て替えを機に建築に興味を持てたことで、わりと早く自分が目指したい仕事をイメージできていた。工業大学の建築学科に入学し、卒業後は地元の設計事務所に就職する。その会社での設計プロセスは一般的なハウスメーカーと同様であった。豊富な建材カタログからの組み合わせで住宅が完成してゆく様を目の当たりにする。給料はじゅうにぶんであったが、表現できない疑問が蓄積し2年弱で転職。その後、いわゆる「アトリエ系」に分類される設計事務所に勤務する。今考えるとこの転職が僕の人生を大きく変えたのかも知れない。「住み手」と近い距離で考え、社会性・本質・住環境を最優先にして判断・決定してゆくそのプロセスに膨大な時間を注いだ。金銭的には苦しかったが、そこでの仕事に感動と誇りを覚えた。約3年の修行を経て転職。今度は「組織系」に分類される大手組織系建築設計事務所に1年間勤務する。超高層マンションを主に設計していたのだが、利益最優先であるデベロッパーとの打ち合わせ・「住み手不在」で住空間が決定してゆく事に対して罪悪感を覚える。ちょうどその頃に偶然TVの特集で「藁の家」を知る。家を自分たちの手でコツコツ大人も子供も汗を流しながら楽しそうに作る映像・・・「これだ!」頭の中が真っ白になるような衝撃を感じた。設計事務所を退職し、それから約1年の間に自分自身の方向性を考えた。
このまま感じてきた問題を無視して建築に携わっていくのか?父親譲りの頑固な性格が黙っていなかった。「藁の家」の工法を学んで日本で広めたいと、発祥の地メキシコヘ渡る準備を始める。そんなある日、日本国内で「藁の家」作りを経験できる機会に出会った。僕の渡米計画は延期となり、現在は「スローデザイン研究会」として動いている。
ハウスメーカーが作り上げてきた日本の住宅事情。それは健康・家族・環境・社会等あらゆるところに弊害をきたしている。今、日本の住宅業界は軌道を修正すべき時です。「藁の家」は変えてくれると信じてます。
あえて「ハウスメーカー」の世界にフリーとして身を置き「日本の住宅事情」に対して常に危機感を肌で感じながら「藁の家」の普及をめざして活動中。
スローライフ・スロービジネス・スローデザイン・スローフード・ストローベイルハウス・藁の家
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