「藁の家」

「藁」による新たな建築の可能性や発展を通じて日本の住環境に対する意識を高めていきます!

和歌山での出会い。

2006年07月18日 17時49分20秒 | 和歌山大学プロジェクト
7月17日、午前6時に名古屋を出発し、11時前に和歌山大学の現場に到着した。
今回のストローベイル工事の指導は去年の11月に行われたスローデザイン研究会の「ソウル・エコプロダクツフェア」でプロジェクトに参加したかねごんが行い、大島はそのサポートで同行する。その「かねごん」と途中のサービスエリアで合流し、現場へ向かう。
和歌山大学へ到着すると、広いグラウンドの片隅で建設中の倉庫が見えてきた。
工事を進めるメンバーたちのチームワークも非常に良く、現場の雰囲気が良い。一丸となって進めている空気がしっかりと伝わって来る。
事前の情報では木工事のほとんどが学生たちによるものと聞いていたが、実際に見てみると思った以上にしっかりと組み上げられていることに驚いた。解体された小学校の木材を譲り受けて今回のプロジェクトで利有効利用されるのだ。
現場の奥には先日名古屋で製作したストローベイルが積まれていた。
ベイルを積む前に基礎の通気口、筋交い設置のタイミング、その他必要な竹串・藁縄の材料作りをしてから昼食。ベイルを輪にしてベンチを作りしっかりと腹ごしらえ。
昼食後からベイルを積む作業を始めた。
一方では木工事も同時で進める。間柱を入れるためにカケヤ(大きな木づち)を振り回したり、ベイルの形を整える為に体重をかけて思いっきり踏みつけたり、高い壁に上って作業する女子大生の姿をみて一安心した。「頼もしい・・・」

途中で雨が降りベイル積み工事が中断してしまったが、雨養生をしてから工事再開。

一日で積んでしまえるのかな・・・。と思っていたが、今回は初めての積み方の為、ちょいと時間がかかってしまた。
それでも半分のストローベイルを積み上げ、表面処理・土の配合・塗り方・ベイルの分割方法などを全て伝授して、かねごんと大島は現場を離れた。


この現場で左官職人 原健一氏と出会う。
ストローベイルのことはINAX出版のこの本で知っているようでした。いつの間にかかねごんはこの左官職人さんの携帯番号を聞き出していた。「どうしても見てみたい壁のサンプルがある!」ということで現場を離れた後お邪魔することにした。案内された仕事場に入って真っ先に目に入ったのは、黒く反射する漆喰の壁。こんなのは見たことがない!というくらいツルツルピカピカ☆
凄いの一言です。

そして2階へあがるとさらに数百のサンプルがおかれていた。サンプルの裏には土の配合がちゃんとメモされていて、再現できるという。プロです。
ため息と「凄い・・・」の言葉しか出てきませんでしたが、是非再度お会いしたいと思います。

和歌山大のメンバーと左官職人さんのすばらしい出会いに感謝!

メンバーの皆さん、怪我のないように頑張っていい物を作ってくださいね!

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3 コメント

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Unknown (杉ねぇ)
2006-07-19 00:49:19
早起きして出かけた甲斐があって何より。(でも出発午前3時じゃなかったっけ・・・)

是非私もお会いしてみたいです。原さん。



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黒漆喰磨き・・ (あさ)
2006-07-19 18:15:01
・・・見たい。



立派な藁の家ですね!完成が楽しみです。それにしても写真の皆さん、かっこい~。



返信する
いいよね~。 (おおしまひでと)
2006-07-19 22:38:53
みんな自信に満ち溢れた顔してるよね。

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