「藁の家」

「藁」による新たな建築の可能性や発展を通じて日本の住環境に対する意識を高めていきます!

キャンドルナイト

2004年12月24日 09時36分26秒 | 「藁の棲」プロジェクト
12月21日(冬至)にキャンドルナイト「陰翳礼讃カフェVol.001」を行いました。
3日前に最終の土塗りを終えたばかり。完全には乾燥していないので、収容人数等の心配をしていた。
19時に現場へ到着し、準備を開始。コーヒー、ワイン、お菓子、ケーキ、差し入れのお菓子等等を並べ、用意した
蜜蝋を手作りの陶器に置いて部屋のあちこちに配置。
参加者も徐々に集まり、あっという間に20時。部屋の電気を消し、全てのキャンドルに火をつけると幻想的な空間に様変わり。最終的には14人の参加でした。食べ物を囲うように全員が藁ブロックの椅子に座り乾杯が始まる。商店街の理事長さん副理事長さんも参加していただきました。商店街のおいしい店について話をしていたら「ちょっと持ってくる!」といって理事長が会場を出る。出来たての串焼き、とんやきが大量に追加。酒屋さんからアルコール各種も追加差し入れ。食べきれないほどの食事になり、あらかじめ準備したお菓子やコーヒーは最後まで手つかずでした。旨い物があっという間に調達出来る商店街のすばらしさ!?を目の当たりにする。この季節の夜は特に冷えるが、会場の中は適度に暖かかった。参加者の一人がクラッシックギターの演奏を始める。思わず目を閉じて聞き入ってしまう程心地よい音楽だった。暗闇に?燭の薄明かりだけが見える土と藁の空間で聞くギターの音は格別だった。空気がさらにやわらかくなる。暗闇なので話す相手の表情ははっきり見えないが、その為か、声の強弱・息づかい・動く音で十分に話す相手の心が伝わってくるのがわかった。本音も言えた。
もし世界中が今夜みたいに人とひとがゆっくりと時間を過ごす事が出来るなら、どれほど平和な世界になるんだろーと考えてしまった。
気がつくと時間は22時。電気がのスイッチが入り現実の世界に戻る。
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