「藁の家」

「藁」による新たな建築の可能性や発展を通じて日本の住環境に対する意識を高めていきます!

内装工事

2006年06月27日 09時47分45秒 | 「藁文の家」建設プロジェクト
ストローベイルの外壁工事が終わり一週間。
土壁は乾燥し始め、土に含まれる鉄分で表面が酸化し始め、徐々に黒く色付いてきた。この壁は時間とともにもっと黒くなっていく。

この壁には藁の乾燥から土塗りまで57名の想いがこめられている。(22日間・221人工)。外壁工事が終わりなんとなく静かで寂しい現場ではあるが完成に向けて追い込み真っ最中。残る作業は内部の腰板と床板の塗装・内部壁の和紙貼り・建具の塗装・大掃除。

先ず23日金曜日に腰板と床板の塗装をする。
大阪・名古屋から来ていただいた合計6名で作業をする。塗装するものは「荏胡麻油」+「柿渋+べんがら」「荏胡麻」はウエスで地道になじませ、「柿渋+べんがら」は刷毛塗り+ウエス拭き取り。予定通り、夕方までには塗装終了。

作業が終わった後、今日集まった方でいろんな話をした。一番の話題は「仕事」だった。なぜか、このストローベイルプロジェクトに参加して頂く方は「仕事」と「生きがい」と「収入」と「将来」と「目的」のバランスを見据えてアクティブに日々を過ごしている方が多い。誰もが必要以上の収入を求めていない(求めていたらワークショップに参加しないですよね)
年齢層は20台から50代までと幅広い。仕事に対する価値観が変わりつつあるのでしょう。
(※2名は時間の関係で先に帰宅しました)

24日、和紙貼り作業。
お施主さんの知り合いの方が高知和紙の研究をされていて、その手漉き和紙を壁に貼ることになった。小麦粉のりを水で溶かして貼るだけ。
それでも結構な重労働だった。はみ出た部分に筆で水をつけて定規をあてて引っ張る「水切り」。手漉き和紙ならではの雰囲気がいい。
前日に貼り方を指導していただき、今日はみんなで実践。
時間とともに手際よくなる。



しかし、結局この日の作業は21時近くまでかかってしまった・・・。
参加者の一人は「帰らなきゃいけないけれど、完成する姿が見たいし・・・」と結局、最後まで付き合っていただいた。
汗だくになりながら最後の一枚が貼り終わりパチパチ・・・・と拍手。
辛い作業に付き合っていただいて本当にありがとうございます!!
翌日、掃除のために現場へ行き様子を見る。





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