「藁の家」

「藁」による新たな建築の可能性や発展を通じて日本の住環境に対する意識を高めていきます!

和歌山大学プロジェクト

2006年07月16日 08時54分51秒 | 和歌山大学プロジェクト
和歌山大学の敷地内に体操用のマットを収納する小屋の建設が学生たちの手によって進められている。
その南面の全てをを通気の良いストローベイル+土を使って壁を作るプロジェクト。
約一年前にスローデザイン研究会の大岩剛一氏と会うなどをして準備を始め、いよいよ8月17日にストローベイル積みをすることとなった。
約3週間前からこのプロジェクトを進めている和歌山大学のプロジェクトグループ「猿風」
のメンバーとストローベイルに関する打ち合わせを行ってきた。
ストローベイルとなる藁は大学の近くの農家さんから譲り受け、手作業でストローベイルを製作してきたという。

7月15日(土)・晴天(36℃)
「猿風」メンバーの4名が午前5時に和歌山を出発し名古屋に10時到着。
早めの昼食の後ストローベイル製作を開始。
今回のプロジェクトで必要なベイル個数は108個。
この日だけで108個を製作し、レンタルしたトラックを運転して自分たちで運搬する。

手作業でストローベイルを1個作るのには間がかかったという。
そんな苦労を知っているメンバーの1人が名古屋へ向かう車中から不安げな質問を・・・
「今日・私たちはどんな作業をすることになるのでしょう・・・先に話を聞かせてもらえると気が楽になるのですが・・・。」
一日で108個のストローベイルを作ることがどういうことなのか、想像も出来ないのでしょう。

現場に到着し、早速ベイル作りを開始。
天気が良いおかげでベイラーの調子も良く、ほとんどエラーがない状態で稼動できた。
また、メンバーの女性陣も非常にタフだ。
夏日の作業なので熱中症に充分注意しながらの作業となる。
15分おきに休憩するが、それでも順調に作業は進む。
毎度お世話になっている農家さん(杉浦さん)が今日の為にスイカを冷やしておいてくれた。冷たくて甘いスイカは食べると何故か元気が出る。
準備しておいた藁がなくなりかけた頃にレンタカーを運転する残り2名の学生が到着。
和歌山の藁&手作りベイルを運んできた。
そのベイルは繊維方向が綺麗に揃えられていて、手作業ならではの美しさだった。
しかし、建築用のストローベイルとして6段積むには密度が基準に及ばず、惜しくもベイラーによって再梱包することになった。
(可能ならば使用したいのだが、建設後の耐久性を考えて断念しました。)
結局96個のベイルを作り、不足分はストックしておいたベイルを充てる。
合計108個のベイルを詰め込み5時間かけて和歌山へ戻っていった。
深夜には無事到着したようです。

若さを感じた1日でした・・・。




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