「藁の家」

「藁」による新たな建築の可能性や発展を通じて日本の住環境に対する意識を高めていきます!

ストローベイルハウスでの一夜。

2006年12月01日 20時19分57秒 | 京都・美山町「藁の家」
11月28日 夜。生まれて初めての素敵な体験をすることが出来た・・・。

ストローベイルハウスで眠る。

そんな貴重な体験をすることが出来たのは2004年10月に完成した京都・美山町のスローベイルハウスだ。


建設中は現場の設計管理で通った場所。
何度も足を運ぶ毎に好きになっていった場所。
美山の夏は雨が多くて蒸し暑い。空は青々として山は力強い緑色。澄んだ空気が美味しい。
朝晩はひんやりとした空気が心地よく。縁側でのんびりとホタルを目で追いかけた。ワークショップで一緒に汗を流した仲間との共同生活も楽しかった。

家が完成し、現場に通うことがなくなっても心のどこかにお施主さんの顔と美山の心地よさがずーっと残っていて、ついつい美山へ行きたくなってしまうのだろう・・・
今回はストローベイルハウスの調査の為だったが、このプロジェクトも春から予定しつつも、なかなかスケジュールが合わず遅れ遅れになってしまっていた。
そしてようやく美山へ♪
今の美山の様子は秋の紅葉も終盤でほとんどの木は葉を落とし、冬が来るのを待っているようだった。

建設時に出会った懐かしい面々とも再会出来てうれしかった。

卒業研究調査のためにスケジュールをあわせて美山に来ていた学生さんに質問攻めに会う。その質問のおかげであらゆる記憶が鮮明になってきた
完成して2年経つが、お施主さんと現場期間中にそれぞれが考えていたことを思い出しながら、笑いながら話をする事が出来た。
建設中は確かに大変ではあったけれど、こうして時間が過ぎていくと辛いことよりも楽しいことばかりを思い出してしまうのはなぜだろう。
今回は一泊させていただくので時間を気にすることなく、いろんな話をすることが出来、いろんな話聞くことが出来た。
夜になるとさすがに冷えてくるが、薪ストーブに火を入れるだけで家中が暖かくなる。

いつもは子供部屋であるロフトをお借りして眠ることに。
気持ちよい室内は静寂に包まれている。
気がつかないうちにすーっと眠ってしまったようだ・・・
朝、目が覚めたときも暖かく、全く寒さが感じられない。
結局次の日の朝までに使用した薪は6本程度。
電気エネルギーを使うことなく暖かく快適に過ごせた。
心も体も暖かい。

完成して2年目の今、お施主さんと一緒の時間が過ごせていることに対する感謝の気持ちが溢れる訪問となった。


美山町の現場の様子(記事ダイジェスト版)はこちらへ


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ストローベイルプロジェクトメンバーについてはこちら・・・





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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
楽しかったです。 (あおやまゆうこ)
2006-12-01 23:06:32
センサー、元気?に動いていますよ。
歯磨きの時や手を洗う時、ついつい
見てしまいます。

今度は竹を取りに来てくださいね。
おっと、その前に納屋の方かも・・。
返信する
行ってみたい (なっぷりん)
2006-12-01 23:25:09
1回行ってみてたいです、本当に。
時間がほしい!
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お世話になりました! (おおしまひでと)
2006-12-02 00:43:00
あおやまさん、なんともいえない快適な1泊2日でした。
待ちに待った美山だったのであっという間に時間が過ぎてしまいました。

ありがとうございました。
返信する
時間 (おおしまひでと)
2006-12-02 00:47:13
日々が充実していると、時間はいくらあっても足りなくなってしまいますね。
返信する

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