「藁」による新たな建築の可能性や発展を通じて日本の住環境に対する意識を高めていきます！
約２年間、失敗だらけで迷惑かけっぱなしでしたが、僕も僕なりに「家作り」というもをもっと深く知りたいという気持ちにさせてくれたこの職場だった。もっといろいろな家作りがあるのでは？と思い立ったらじっとしていられなかった。
12月になり、若僧で世間知らずの僕は図々しくも社長に話をする・・・「アトリエ系の建築設計事務所で勉強をしたいです！」と。
社長は「もっとよく考えてみて、それでもやってみたいならそうしろ」と言ってくれる。
年が開け、２月になっても僕の気持ちは変わっていなかったことを伝える。
そして第一回目の転職をすることになる。
～思い出～
この職場の最終日、夕方から社長に連れられていろんな飲み屋さんに連れて行ってくれた。
深夜、社長に解放されてから再度、誰もいない事務所へ戻り、先輩たちの机に「お世話になりました」と
手紙を置いて回り、一礼をして事務所を後にした。
「社長、お世話になりました。」
と言い、気がつくと涙が出ていた。（酔っていたのか？）
・・・次回へ
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・わら
先日（６月１２日）にストローベイルプロジェクトメンバーと共にストローベイル作りのワークショップを行いました！
先週の週間予報では１２日の天気は「雨」と言われてきたので・・・おそらく雨だろーなぁー・・・ということを覚悟しておりました。
が！
なんと一滴の雨も降らない晴天だったのです。
「雷が鳴らない限り・大雨で洪水にならない限りとにかく現場で集合しよう！」という熱い意気込みに負けて・・・現現地へ向かってよかったです♪
今回の参加者は合計１６名（滋賀県、愛知県、京都、静岡、北海道、新潟）
前回に引き続き質の良いベイルの作り方を学ぶと共に、今回は実際に現場でストローベイルを積み上げていく方法やベイルの固定方法・分割などなど、現場で必ず必要になるテクニックの一部を紹介しました。
今回も各地から持ち寄っていただいたお菓子を食べながら、最近動き出した神戸のプロジェクトについての質問や、具体的な工法の説明、海外でのナチュラルビルディングの写真や教科書？を読みながらいろいろな情報が飛び交いました。
参加者にはアメリカ出身の大工さんのご夫婦や京都の町屋を改修して生活している学生さん・文化財再生のお仕事をされている方や、ギターリスト、ストローベイルハウスのセルフビルド真っ最中の方、家族で参加、伝統建築を学んでいる学生さん、建築士、バイオ研究のお仕事をされている方などなど、面白い面々が集合しました！
また、今後のプロジェクトなどに企画から協力していただける方も現れ、心強く思います！
実際に建てるには？改修するのにお手ごろな物件を探すには?建築基準法は？などなど・・・かなり具体的な話も出てきていました。
「やはり実際にストローベイルハウスを作ってみたい！」という意見に、皆さんうん！うん！とうなずいていました。皆さんの近くで実際に体験できるような機会を持てるように（頑張ります）更なる情報の交換をしていきます。
一仕事が終わり、みんなで銭湯へ～。藁まみれになった体をきれいにして帰路に着きました☆
みなさま、お疲れ様でした！
もっとたくさん話をしたかったですね。（別れ際、ちょっと寂しくなってしまいました）
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・わら
いよいよ明日は、ストローベイルプロジェクトメンバーのワークショップだ。天気予報によると明日はそんなに大雨は降らないことになっているが、本当だろうか・・・？
明日は多少の雨が降っても、大雨でも・・・作業ができなくても現場へ集まることにした。
ワークショップという一面と、ストローベイルハウスやセルフビルド等に興味を持ったもの同士が集まり、まだまだ情報が少ないこのプロジェクトについての”顔が見える交流会”という一面もある。
明日は、北海道から参加してくださる方もいらっしゃいます。
ワークショップとは日程がずれてしまいましたが、先日は沖縄・糸満からも会いに来てくださった方もいらっしゃり、沖縄でのプロジェクトも少しずつですが広がりが生まれながら進行中！！
明日も各地から多数が集まる一日になりそうです。
前回もそうでしたが、ご当地お菓子パーティーも楽しみ♪
後日、ワークショップの様子を報告いたしますね。
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そこの事務所のいわゆる「資料室」には膨大な各メーカーの建築材料カタログやサンプルが並べられていた。屋根材のミニチュアサンプル灰皿（燃えませんよーという事を説明したいのか？）、便器のミニチュア色サンプル。ミルフィーユのように切り取られた断熱・仕上材一体型壁材料のカットサンプル。営業さんが商品説明のときに実際に燃やそうとしたのか・・・片隅が溶けた燃えない内装材サンプル。
破れない和紙のサンプル。分厚いカーテンのサンプル集。シックハウスの原因となる有害物質を吸着するハイテク材料。ウレタンで表面処理された傷がつかないフローリング。ほとんどのメーカーが同じようなものを製造している。各建材メーカーの営業さんは扱っているご自慢商品の最新・一式のカタログやサンプルをドサッ！と置いていくのだ・・・そんなものでイッパイになった部屋の管理人は新人の僕。
先輩やボスに○○○のカタログを持っこい！と言われたら、迷わず各メーカーの同等品を集めてくる・・・
用が済んだら片付ける・・・そういったことを繰り返す事で家作りに必要な材料を体で覚えろというのだ。
嫌でも覚えました・・・
覚えた頃には新製品が出てくる。
また覚える・・・。
コレが家作りなの？
ホントにコレでいいの？
カタログにある物を組み合わせて家を作るという作業に違和感を感じずにいることは出来なかった。
・・・次回へ
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・わら
僕の世代（団塊ジュニア）の受験はいつも「狭き門」と言われてきた。就職も同じ、さらに「不景気」ということで就職活動は苦労した。
といいつつも、僕は中学～高校の同級生の母親のお兄さん（ややこしい・・・）の設計事務所で雇ってくれることになった。
ここではずいぶんと勉強になった。
社会人とはなんたるか？
プロとはなんたるか？
建築とはなんたるか？
義理と建前とはなんたるか？
男とはなんたるか？
新入社員とはなんたるか？
・
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いつまでも学生気分の僕にとっては非常に厳しい現実ではあったが、本当に勉強になった。
がむしゃらになって先輩たちとの人間関係のバランス、上司にかわいく使われるコツをしっかりとここで叩き込まれたのだ！
そんながむしゃらな日々も１年が過ぎ・・・２年目が過ぎようとするころには自分がしている仕事とは？
と考える余裕が出てきた。
そして、僕が建築を目指すきっかけとなったアノ楽しげな建築現場で味わったトキメキをすっかりなくしてしまっていた・・・忘れてしまいそうになっていたのだ。
業務として行ってきた建築に、なんだかよくわからない疑問を感じ始めた・・・
一体、何だ？これでいいのか？
・・・次回へ
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