わらぶろ!

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歩き遍路2018秋(高知を脱出せよ!)6日目

2018年12月03日 | 旅行

11月23日(金)

世間では三連休の初日。
そう、「三連休」なんですよね~
歩きお遍路には連休は天敵!
何故なら…宿が取りにくい!!

歩き遍路は自分の体調、天候、進行状況を加味し
1~2日前に宿を予約するのが基本なのです。
前回のお遍路はGWでしたが、
たまたま高知市を中心とした付近だったため、
3箇所のビジホをあらかじめ予約して
そこを拠点として列車・バスを駆使し、1日ごとに区切り打ちしていたのですが、
今回は列車の無いトコもコースに含まれていたためそうはいかない。

そんな訳でこの日の宿泊施設は今回の区切り打ち出発前に予約してありました。
宇和島市の宇和島リージェントホテル。



距離は約38km…

それだけなら、3日目の久百々~金剛福寺の往復や4日目の久百々~宿毛と
同じくらいなのですが、この2日間と違う点。

峠越えが2つ待ち構えていること。
4日目は確かに三原村の中心部へ行くのに峠越えはありましたが、
ほぼ車道。
ところが、今回はガチな峠越え。
まあ、この段階でこの日抜ける2つ目の峠は10月に歩いた方から
倒木が多く歩くのをオススメしないとの情報があったので、
国道のトンネルで回避するつもりだったのですが…
それでも峠1個越えることを考えるとこれまでより時間がかかるのは
間違いなし。
それでも宿毛~宇和島間は1時間に1本バスがあるので、
場合によってはリタイアして明日歩き直せば…という考えはありましたが、
ここまできたら、キチっと宇和島まで辿り着きたい。



5:50 サンパール出発

目の前のコンビニで装備を整え、歩き出します。
まずは柏坂峠の入口まで約9km、
国道沿いを歩きます。



柏坂突入前に休憩を入れ、
8:30 いよいよ柏坂峠に挑みます。



9:40 柳水休憩所・柳水大師

ここまでは急坂を登っていきます。
大師が湧水を手に入れたという場所。
そういえば、前にそんな場所あったよなぁ…
遍路ころがしデスネ。

柳水大師からも少しだけ急坂は続きますが、
10分程で坂が緩くなっていく。



10:10 清水大師

ここが中間点。
ここからは尾根沿いに少しずつ下っていきます。
ただ、下りの方が少し距離は長いのですが…





景色もいいし、尾根道だけど道幅は広いし…
飽きないように街道エピソードを掲げた看板がいくつもあったりと
なかなか楽しむことができました。

愛媛はお遍路に優しい


12:15 下山完了

国道56号線と合流。
当初見込みの国道合流は12時を想定していたので、
想定の範囲内と言ったトコでしょうか。

その近くには酒蔵が…



泰山の赤松本家酒造さんですね。
酒蔵での販売はしていないようでしたが、
酒蔵は趣きがあっていいですね。

ここで後方から外国人お遍路さんが猛スピードでまくっていきました。
一応、あいさつはしましたが…早い、早すぎる。

国道沿いのコンビニで軽食&休憩を入れ、後半戦へ…

津島の町中を歩きます。







素敵な街並。
酒蔵らしい建物もありましたが、どうやら廃業している模様。
建物は立派だったので何かに使えないものかねぇ…

津島を抜け、もう1つの峠に入る前に甘い物が食べたくなってきました。

スマホで地図を見たところ、通り道に「プリン」の文字。
プリン屋さんでプリン買って一休みもいいなぁ~と
思っていたら、
まさかの居酒屋さん(TT)

とはいえ、休憩を入れたかったし、寒かったので近くのラーメン屋さんに避難。
味噌ラーメンで体を温めました。



そして
15:00 宇和島松尾峠入口



本来ならこっちですし、保存会の本にも「歩きやすい」
と書かれていたのですが、西日本豪雨の影響で倒木があり
困難ということで、



松尾トンネル(全長1710m)を通ることに…
今まで一番長いトンネルですけど、
歩道の幅が広いので安心して抜けられます。
(マスクは必須ですが…)

ここまでくれば残りは10kmくらい。

足は痛いですが、ゆっくり確実に進んでいきます。
18時過ぎ、宇和島リージェントホテル到着。
久々の都市部ってことで、
痛い足を引きずりながら、少し街中散歩。



宇和島城だぁ!
アーケード街もあってなんだか都会だなぁ…



こんな昭和風情も味わえます。
う~ん、素敵です。

あと1日ということで、ここまでは消化の良さとか考えて
食べるものを決めていましたが、
ここは好きな物を食べたい。





ウォオン!


一人焼肉食べ放題を堪能しました。
(アルコールはまだ禁止)

さぁ、明日は今回のお遍路最終日。
しっかりと歩きたいと思います。