ロシアによるウクライナ侵略だが、これは、一個人、プーチンそのものが問題である。
国防相、軍参謀総長、連邦保安庁長官、みんな唯々諾々で操り人形になっている。
対外情報局長官に至っては、会議の場で今のロシアを如実に伝えてくれた。
ウクライナに最後のチャンスをと恐る恐る言ったとたん、無下に恫喝と。
ラブロフ外相とは、示し合わせた二人猿芝居をテレビで流す始末。
この時代錯誤の新皇帝は、ソ連時代の赤い皇帝を目指しているのか。
ベルリンの壁崩壊、東独消滅、ソ連邦解体、それらKGB時代のトラウマゆえか。
彼の理想は、第二次世界大戦後の、ワルシャワ条約機構の線引きまで戻したいのでは。
これはロシア、ロシア人民の為ではなく、嘗ての栄光に自分自身が戻りたいだけか。
形作って来た専制国家が大事なのであって、民はそれに従えというのか。
これは裏を返せば、民が怖いのである。民主化が怖いのである。
クーデター。だが軍の反逆は、KGBの後継の連邦保安庁が睨みを利かせている。
では韓国みたいに、ボディーガードによる一撃はどうか。ないとは言い切れまい。
ロシア人は悪くない、ウクライナ人とは血を分けた兄弟である。
軍隊は従っているだけ、ロシア国防相の狼狽は、テレビでまざまざと流れた。
彼、彼はもはや悪である。ヨーロッパのみならず、世界の悪である。
ただ、これは真理として言える、悪は勢いはあっても、いずれ善に負ける、と。
ここで視点を代える。
プーチンを知るには、故郷のレニングラードの大戦の歴史を紐解かねばと思う。
独ソ戦、ロシアで言うところの大祖国戦争で徹底した大包囲作戦を喰らった。
ドイツは全ての物資が入ってこれないようにし、250万を飢餓に追い込みかけた。
それでロシアは、冬の間は湖が凍るのを待って、命懸けのトラック輸送を続けた。
細々としたそんなんで、到底賄いきれない、2、5人に1人、100万が餓死した。
プーチンの兄は、飢餓状態のなかジフテリアで2才で死に、母は餓死の死線をさ迷った。
ドイツの後退で母は救われた。父は傷痍軍人になっていた。
そんな父母から、1952年10月7日、レニングラードで生を受ける。
独ソ戦の焦土を、まるでそこに居たかのように、胸に刻んだのではないか。
飢餓地獄を生き抜いた母の子である。辛抱強いどころではない。闇の口を知っているのでは。
彼は思ったのでは、国が強くなければ侵略される、植民化される。
まずは自国の領土拡張、スラブ民族の団結、衛星国との軍事同盟の教化を。
プーチン時代は、いずれ必ず終わる。
今年で70才になる、憲法改悪で2036年まで君臨を狙ってもだ。
後5年やそこらで、実務能力は落ちる、カリスマ性も徐々に消えてく。
後継者はいるのか、この男の時代が長すぎた故に、ロシアの弱体化が進む。
プーチンと言う不の遺産の精算を、国民は背負わなければなるまい。
ロシアよ、何処へ向かうのか。歴史に答えがあるのか、歴史を壊すのか。
プーチンは内戦の延長とは、思ってやしないか。
同じ民族だと言うが、だが歴史が違ってくると国民感情が別に作られていく。
歴史をたどれば、ゲルマン、ラテンに近ければ宗教も違えば、混血も進んでいる。
ロシアはどうだ、モンゴル、タタール、コーカサス、トルコ系の血が入っている。
いくらキエフ・ルーシが母体のスラブ民族にせよ、もはやウクライナは別である。
兄弟民族だと言うのは、その通りだ。血肉を分けた兄弟だからこその、愛憎の戦争。
ロシアからすると、脇腹にあたるウクライナが敵側についたら、王手も同然だろう。
兄弟よ、お前は裏切る気か、この西側かぶれが、恥を知れ、と。
大祖国戦争ではドイツから解放してやったではないか、ベルリンまで戦ったではないか。
ロシアは一つ、ロシア民族は偉大なり、世界に冠たる領土、共にウラ―だ、と。
もはや、誰もプーチンを止める事が出来ないのか。
今や世界は、途方もない難題に直面している。神よ、神に縋るしかないのか。
私には、一人思い浮かぶ。彼の母である。ここから先は物語となる。
レニングラードの飢餓を生き抜いた、あの母に、夢枕に出て来てもらおう。
そう、その手がある。いさめ諭し、人の心を思い出すようにと。
あの男だって、途中で何かが狂っただけなのかも。
すべてこの世は紙一重、物語へと続く……
国防相、軍参謀総長、連邦保安庁長官、みんな唯々諾々で操り人形になっている。
対外情報局長官に至っては、会議の場で今のロシアを如実に伝えてくれた。
ウクライナに最後のチャンスをと恐る恐る言ったとたん、無下に恫喝と。
ラブロフ外相とは、示し合わせた二人猿芝居をテレビで流す始末。
この時代錯誤の新皇帝は、ソ連時代の赤い皇帝を目指しているのか。
ベルリンの壁崩壊、東独消滅、ソ連邦解体、それらKGB時代のトラウマゆえか。
彼の理想は、第二次世界大戦後の、ワルシャワ条約機構の線引きまで戻したいのでは。
これはロシア、ロシア人民の為ではなく、嘗ての栄光に自分自身が戻りたいだけか。
形作って来た専制国家が大事なのであって、民はそれに従えというのか。
これは裏を返せば、民が怖いのである。民主化が怖いのである。
クーデター。だが軍の反逆は、KGBの後継の連邦保安庁が睨みを利かせている。
では韓国みたいに、ボディーガードによる一撃はどうか。ないとは言い切れまい。
ロシア人は悪くない、ウクライナ人とは血を分けた兄弟である。
軍隊は従っているだけ、ロシア国防相の狼狽は、テレビでまざまざと流れた。
彼、彼はもはや悪である。ヨーロッパのみならず、世界の悪である。
ただ、これは真理として言える、悪は勢いはあっても、いずれ善に負ける、と。
ここで視点を代える。
プーチンを知るには、故郷のレニングラードの大戦の歴史を紐解かねばと思う。
独ソ戦、ロシアで言うところの大祖国戦争で徹底した大包囲作戦を喰らった。
ドイツは全ての物資が入ってこれないようにし、250万を飢餓に追い込みかけた。
それでロシアは、冬の間は湖が凍るのを待って、命懸けのトラック輸送を続けた。
細々としたそんなんで、到底賄いきれない、2、5人に1人、100万が餓死した。
プーチンの兄は、飢餓状態のなかジフテリアで2才で死に、母は餓死の死線をさ迷った。
ドイツの後退で母は救われた。父は傷痍軍人になっていた。
そんな父母から、1952年10月7日、レニングラードで生を受ける。
独ソ戦の焦土を、まるでそこに居たかのように、胸に刻んだのではないか。
飢餓地獄を生き抜いた母の子である。辛抱強いどころではない。闇の口を知っているのでは。
彼は思ったのでは、国が強くなければ侵略される、植民化される。
まずは自国の領土拡張、スラブ民族の団結、衛星国との軍事同盟の教化を。
プーチン時代は、いずれ必ず終わる。
今年で70才になる、憲法改悪で2036年まで君臨を狙ってもだ。
後5年やそこらで、実務能力は落ちる、カリスマ性も徐々に消えてく。
後継者はいるのか、この男の時代が長すぎた故に、ロシアの弱体化が進む。
プーチンと言う不の遺産の精算を、国民は背負わなければなるまい。
ロシアよ、何処へ向かうのか。歴史に答えがあるのか、歴史を壊すのか。
プーチンは内戦の延長とは、思ってやしないか。
同じ民族だと言うが、だが歴史が違ってくると国民感情が別に作られていく。
歴史をたどれば、ゲルマン、ラテンに近ければ宗教も違えば、混血も進んでいる。
ロシアはどうだ、モンゴル、タタール、コーカサス、トルコ系の血が入っている。
いくらキエフ・ルーシが母体のスラブ民族にせよ、もはやウクライナは別である。
兄弟民族だと言うのは、その通りだ。血肉を分けた兄弟だからこその、愛憎の戦争。
ロシアからすると、脇腹にあたるウクライナが敵側についたら、王手も同然だろう。
兄弟よ、お前は裏切る気か、この西側かぶれが、恥を知れ、と。
大祖国戦争ではドイツから解放してやったではないか、ベルリンまで戦ったではないか。
ロシアは一つ、ロシア民族は偉大なり、世界に冠たる領土、共にウラ―だ、と。
もはや、誰もプーチンを止める事が出来ないのか。
今や世界は、途方もない難題に直面している。神よ、神に縋るしかないのか。
私には、一人思い浮かぶ。彼の母である。ここから先は物語となる。
レニングラードの飢餓を生き抜いた、あの母に、夢枕に出て来てもらおう。
そう、その手がある。いさめ諭し、人の心を思い出すようにと。
あの男だって、途中で何かが狂っただけなのかも。
すべてこの世は紙一重、物語へと続く……