明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

ゴルフの愉しみ(30)調子こいて、さらにドライバーを買う!

2020-08-04 19:51:51 | スポーツ・ゴルフ
全然ゴルフが上手くならない私だが、クラブを揃えるのだけは熱心である。毎年新製品が出て「過去最高の飛び」とか書いてある広告を見るたびに、何だか心がソワソワしてゴルフパートナーに行ったりしている。勿論、出たばかりの新品は「今まで一度も買ったことは無い」のだが(私のポリシーである)。で先日、国のコロナ特別給付金が入ったので、先週ウッド系全取っ替えを敢行した。タイトリストのVG3を売って新しいTS2の5番フェアウェイウッド18度を購入。シャフトはスピーダー・エボ5の「青いやつ」が入っていて超カッコいい。おまけに818H1のユーティリティもゲットして、ウッド系のリニューアルは完了した。ここまでは25日のブログに書いた通りである。ドライバーも917D3に変更しようとして、大苦戦していることは7日のブログで書いている。前回、ダンロップゴルフスクールで色々と先生と話をし、ロフトを9.5度から10.5度に上げてみることにしてから、「何とか917D3が打てる」とうな気になって来たのである(一安心!)。ヘッドスピードが足りなくて、ドロップして距離が出ないというのは、多少は「ロフトを上げる」ことで解決する。これで念願の「重い球」が打てるというものだ。

そこで使わなくなったエースドライバーのTS1を「サッサと売り払い」、代わりにヘッドがでかいTS2を買うことにした。いつものゴルフパートナーでTS1の買取査定をして貰ったら、新しいだけに高額の17000円という望外の査定が出たので、TS2の32000円と差し引きで「15000円」と、安価で購入することが出来た。買っては売ってまた買うを繰り返しているから、「もの凄く非効率」なクラブ選びである。ちゃんと試打して買えばいいのに、と思われるのはもっともだが、昔から私は気に入ったクラブを買う時は「自分の目」を信じて買っている。で、それでバッチリ当たっているかと言えば「全然」なのだからもう「バカじゃん!」というわけだが、これが会社をやめタバコもやめ、飲みにも行かずアパートで独り引き篭もりみたいな暮らしをしている、私の「唯一の道楽」だからまあ今しばらくは、そっとしておこうと考えている。買うのはタイトリストだけだから、どのみちタカがしれているというのも安心感の一つだ。それに私には特別給付金という「強い味方」がある(本当に困っている人には申し訳ない)。まあ本コースには当分行かないつもりなので、練習場であれこれ試すのは「精神衛生上も良い」のである。そういえば練習場で250発程打ち込むと、何か何日か分の身体のサビが落ちたみたいにサッパリして、まるで「健康になった気分」なのだ。やっぱりこの年になると運動は大事だねぇ。

で、購入したTS2だが、ヘッドは最近のタイトリストが総力を上げて開発した「タイトリスト・スピード」というネーミングに表されているように、ヘッド・スピードを最大化するプロジェクトのフラグシップモデルなのである。ヘッドは美しいラウンド型で座りがよく、9.5度表示のロフトも「917と比べると、少し寝ている」ように見える。やはりリアルロフトは大きめになっているようだ。見た目は最初から、球が上がる予感がする(おおっ!)。肝心のシャフトは三菱ケミカルの「タイトリスト純正クロカゲ50gのS」だ。散々ネットで試打レビューを探しては、マーク金井や永井延宏やゴルフダイジェストのツルとか YouTube を見まくった結果、「中調子のクロカゲ」が意外と打てそうで私に合いそうな気がして来たのである。スペックはアメリカ先行発売の逆輸入モデルでややハードだが、タイトリスト純正と言うことで万人向けにチューンしてあるのは間違いない。ここはカスタム系で見栄を張るのではなく、純正で勝負することにした(見栄は大敵!)。

TS2の5番フェアウェイウッドも最初「ヘッド小さっ!」とびっくりしたが、何回か練習しているうちに「意外と高さが出て、強い球」が出ることが分かってきた。それに方向性が抜群に良く、ホームページに書いてある宣伝通りである。これはシャフトがエボ5のFW用68g・Sで重量340gになり、今までのVG3の「VGH・313g」から全体に大幅に重くなったためで、手先で小細工しなくなったせいだろう。タイトリストが用意しているシャフトバリエーションには、スピーダー519エボのフェアウェイ用シャフトがあるが、これは重量が「323g」と17g程軽い。今度買ったドライバーの方もクロカゲ50だから「302g」と軽いので、本当は重量バランスから言えばこちらの方に合わせるべきなのだろうが、917D3が「313g」と重量級シャフトなので、そちらに合わせた形である。試打もせずに買ってしまったTS2の5番ウッドも、何とか打てる自信がついてきた。やっぱり力を入れて打つことを体に覚えさせないと、神経は段々「必要十分な程度に力を緩めてしまう」性質があるようだ。筋肉には毎回、「限界まで攻める」ことが大事である。

この前注文したTS2を日曜日に受け取って早速翌日、917D3とドライバー2本持っていつもの双伸ゴルフセンターに行って打ち比べをする。まずロフトを10.5度に上げた917D3を試してみた。思いっきり力を入れ振り回して、やっとネット3段目に突き刺さる感じ。まあ良しとしよう。此の前よりかは「格段に球が上がって」飛んでゆく。途中でお辞儀するドロップ球も殆ど出なくなった。球が上がらないのはヘッドスピードが足らないのもあるが、インパクトでフェースが球を捉える瞬間に「ヘッドが下を向いて」ロフトが無くなってしまうのが原因である。それが分かったので、インパクトでは「ややアッパー」に当たるようにと、身体を突っ込まないよう気を付けてスイングを見直してから、ようやく球が上がるようになって来た。それを直したら急に球筋が良くなり、たまにやり過ぎて「ネット上段に当たる」高弾道も出るようになって、結構917も「行けるじゃん!」となったわけである。目出度し目出度し。

それでTS2クロカゲの方だが、クラブ重量302gとやや軽いせいもあって、打った瞬間「初速が凄い出ている」ように見える!。ここ双伸ゴルフセンターは150ヤードしかない狭いゴルフレンジなのでどれだけ飛んでいるかは推測でしかないが、しっかり振れば「230ヤード」も夢ではなさそうな「雰囲気」が伝わってくるではないか(おおっ、私もまだまだ行けるじゃん!)。まあ、自分が思っているよりは球は飛んでない、というのはゴルファーの常識だから期待はしないが、それでも気分はアゲアゲで思わずニヤニヤしてしまった。思えば病気になってからベッドで寝たきりの生活を半月ほど余儀なくされてから、それからリハビリを3ヶ月やったあげくに相模原の介護施設に入所し、東林間の病院の近くの中古ゴルフショップでタイトリストの7番を買ったのがゴルフを再開したのが2015年の夏だった。介護施設の近くの打ちっぱなしで「やっと80ヤード打った」苦難の日々から比べれば、私の麻痺も「随分と回復した」ものである。

脳梗塞を起こした当時は後遺症の麻痺を「しょうがないこと」と受け入れていたが、実際その程度は人によって千差万別で、どこまで回復するかは正直「全く予測がつかない」というのが正しいと思う。私の知り合いに同じように脳梗塞になった人がいるが、その人は「嚥下障害が出なかった」ので飲み込むのも話すのも「なんとも無かった」。その代わり、右手と右足の麻痺が私より酷くて、結局今でも杖をついて歩いている。まあ杖をついているのは安全のためだと思うが。それに、文字は右手では書けずに「左手で書いて」いる。ところが彼の書く左手の文字がまた「おそろしく細かくて」、並の練習ではとても習得できないレベルの完成度なのには驚いた。私は5年も経っているのにまだ満足に文字が書けなくて、自分は全然努力が足らないのだと落ち込んだ。会話能力だって努力次第でなんとでもなる筈なのに、未だに「赤ちゃんレベルの言葉」しか喋れないでいる。努力が足りないのは、呑気な性格だからだろうか。飲み込みだって「一日に何回か、うっかり食べ物を気管支に入れてしまい」死ぬほどむせて吐き出しているのに、何らかの対策を取ってはいない。やっぱ自分は「治そうという気が無い」のだろうか。彼のほうが、私なんかより「よっぽど必死の練習をして」頑張っている。そんな努力家の彼にしても、手足の麻痺は治らないのだ。神経というのは残酷である。そんなことを考えながら、練習場で球を無心で打っている客達を眺めていた。彼らも何かしら、自分の身体に不満や失望を感じているに違いない。もしそうであるなら、私のように「近い将来、飛距離アップを確信している」という人は、果たして何人いるだろうか?

うーむ、私は新らしいドライバーを手に入れ、その最新機能に助けられながらも「飛距離アップを狙って」いる、ワクワクで一杯の素人ゴルファーである。こんな幸せな事は無いのじゃ無いだろうか。もしも私が脳梗塞を患わなかったら・・・、勿論今より「もっと幸福感に包まれているのは間違いない」。そしてもっと「遠くへ飛ばしていただろう」事は、太陽が毎朝東から登ってくる以上に間違いない事実である。でも幸福感というものは、「比較するために」あるわけでは無いことに気がついたのだ。今、自分が持っている幸せを抱きしめて、命尽きるまで精一杯楽しもう!

というわけで、今回練習で気づいた「スイングの注意点」を少し書いて、次回の練習に備えたいと思います。

1、下半身を回して、体を開いてインパクトする
2、上半身はあくまで正面を向いたまま
3、頭は左肩より下がって、ボールの右側面を見る
4、インパクトでは左足を伸ばし、背中を丸める
5、右手は背屈して、正しい角度でインパクトする
6、インパクトの後も、前傾姿勢は出来るだけ残しておく

以上でしたぁ。

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