明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯予選第一日目午前

2017-09-07 21:30:00 | スポーツ・ゴルフ
久しく低迷していた森田理香子が予選会を2位で突破してメジャーに帰ってきた。出だし5ホール位を見て会社に行ったので、今日の成績はまだ見ていない。ネットで見ようと思えば見れるのだが、そこは家にかえって録画を楽しもうと思う。で、少しだが森田理香子のプレーぶりの感想だが、相変わらずの飛距離は健在で、ドライバーで同じパーティーの堀琴音や永井花奈を2~30ヤードは軽く置いていく辺り、生粋の飛ばし屋の面目躍如である。現在のLPGAナンバーワンの葭葉ルミとの対決なんか、是非とも見てみたいところである。

しかしそれにしても聞きしに勝るアプローチの出来の悪さである。450ヤードの超難関打ち上げパー4のセカンドをアイアンで打っていながら、グリーン手前のメジャー仕様の深いラフに打ち込み三打目をグリーンオーバーして奥のカラーにやっと止まって、そこからパーパットを往復ビンタにしてダブルボギー、最悪のバタバタである。この辺が賞金女王でありながらシード陥落の原因であったらしいが、その病気が早々と出てしまった。次のホールもラフから寄せきれずボギーとして、やっぱりダメかなと誰しもが可哀想に思ったのはやむを得ない。イップスが治るのには何年もかかるのだ。まだ彼女は復活の途中でいわば病人、「病み上がり」ですらない。

おまけに同伴競技者は若い上り坂の堀琴音とプロテスト一位通過の永井花奈である。両者とも勢いにまかせてガンガン来るのに比べて、森田は心なしか「落ち目の裏寂しい雰囲気」が漂っていて、ダブルボギー・ボギーと打ったときは傍目にも同情すら誘う悲しい笑いを浮かべていた。去年のあの最終戦で横峯を振り切った超ロングパットを決めて、勝利のガッツポーズを高々と掲げた森田の姿は、そこにはなかった。余りの痛々しさに私はテレビから目を離して、iPadを持って布団に寝転んでネットを見ていた。まるで不治の病に侵された彼女を見るのが辛くて、病室を抜け出し一服している男の気分である(脚色あり)。

ところが天は森田を見放さなかった!。5ホール目の短いパー4で2打目をオーバーした奥のカラーから、長いスライスラインをまっすぐカップにネジ込んだのである!。本人いわく「入っちゃいました~!」。ゴルフ中継で堪らない瞬間というのは、こういう瞬間のことを言うのだろう。それからの森田にラッキーとはいえ、笑顔が戻ったのはファンとしてこの上ない喜びである。彼女の復活を待ち望んでいる多くのファンの一人として、そしてまたLPGAの隆盛を願う者として、拍手を惜しまない「感動シーン」であった。

蛇足だが、堀琴音はお尻のラインが可愛いので、中継では注目している。勿論ゴルフの腕前もトップ10に充分入れるだけの力はあるが、これまでは強気のパッティングが裏目に出て勝ちきれなかった。4日間のうち調子のでない日もあるだろうが、そこをねばっこく我慢すれば、持ち前の「ケレン味のないショットと強気のパター」が、気持ちの良いくらいビタビタ決まってメジャー初制覇?ということも十分有り得る。

さあとっとと帰って、録画を見ながら「菊姫の山廃純米」で一杯やるとするか。これが最近の、私のゴルフの「極上の楽しみ方」である。

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