丸山穂高氏は思想信条が狂っていると言うより、単純計算が出来ない人である。こんな人がよく国会議員をやってられるなぁ、と思うが、本人は誰に何と言われても絶対辞めないというから、まさに「始末に困る」とはこのことだ。で、匿名で一方的に他人をディスるだけでは「単なる誹謗中傷」となんら変らないので、ここは「論理的に彼の主張の間違い」を糺してみることにしよう。彼は「戦争するしか解決はない」という立場だから、「本当に戦争すれば解決する」かどうか検証してみよう。
1、ロシアとまともに戦って勝てるのか
何でもかんでも頭っから戦争反対というのは、実は何でも戦争でかたをつける考えと似たような「硬直した思考停止」であり、むしろ「周りの意見に押し流される」日本特有の付和雷同という感情である。そこには全く「計算」というものがない。前回の世界大戦のときも、最後は「精神一統、火もまた涼し」で一億総玉砕の合唱だった。戦争戦争と声高に叫ぶ人々に共通の考えが実は、戦争というものの「実態をわかってない」という議論以前の現象がある。これは若者にありがちなことだが、戦争というのは暴走族の喧嘩とはわけが違うのだ。つまり戦争というものの捉え方が、どうも昔の戦国時代と一緒になっているフシが見受けられる。昔は「武士階級」が覇権と支配権を争って戦い、農民は「丘に登って高みの見物」をしていた。戦いは支配者層同志の骨肉の争いであったが、農民と土地はそのまま無疵で温存されたのである。それから近代になって「国民国家」が生まれ、支配者層の争いが国民全部をも巻き込んだ「総力戦」になった結果、降伏か1億総玉砕かの殲滅戦に進化した(これを進化と呼ぶかどうかは疑問であるが)。明治の日露戦争当時はまだ武士道が生きており、乃木希典将軍が配下の将兵を何万と死なせた203高地の戦いを苦にして「明治天皇に殉死した」というのは美談になっている。それが第二次世界大戦が幕を下ろし、今は戦争も様変わりして、人間以外のハイテク兵器やロボットなどがピンポイントで「相手を無力化」するやり方が定着して来た。この先は宇宙からレーザー光で攻撃するSFまがいの戦いになりそうな勢いである。そんな状況でハイテク兵器の集約化された軍隊を持つ「ロシア」のような大国を打ち負かすことは、あの広大なツンドラ地帯も含めて、水爆を何千発も打ち込む以外には「実際上ほぼ不可能」なのである。繰り返すが、これは事実だ。というか、例えアメリカであっても「国の殆どの施設が破壊されてしまうような生き残りをかけた戦い」をしなければ勝てないし、勝ったところで国内がめちゃめちゃになって壊滅状態だから、復興するまでとんでもなく時間がかかるだろう。勝ったとしても息絶え絶えで、世界一の軍事力も極端に低下して、新たな敵と戦える状態ではなくなる。そうなれば「北朝鮮にさえ負ける」ということが現実におきてくる。つまり双方にとって「世界の終わりの戦い」なのである。そんな戦いを、誰が「しょーもない国後・択捉など4島」のために始めようと言うのだろうか。これは「贔屓目に見て」日本が勝った場合である。相手は世界第2位の軍事大国ロシアなのだから、いざとなったら核ミサイルを100発くらいは余裕で打ち込んでくるだろう。東京も大阪も福岡も、勿論全国の原発施設も、当然ながら壊滅状態になる。核の使用は国際世論が許さないと言ったって、国が滅びそうな時に「伝家の宝刀を抜かない軍事指導者」なんて、居る筈もないではないか。結局は、1対1でロシアと戦争すれば、日本は3日と持たずに消滅するのである(4日かもしれないが、大差なし)。唯一の頼みの綱は「日米安保条約」であるが、住んでも寒くて凍え死にしそうな大して価値のない北方領土を奪還するために「あのロシアと」戦争をおっぱじめようと言うのだから、誰がまともに話を聞いてくれるというのか、「冗談もたいがいにしろ!」と馬鹿にされるのがオチだろう。それ以上しつこく言えば、「勝手にしろ!」と追い返されて終わりである。そんな状況が見えているのに、丸山議員は「戦争をしないと取り返せませんよ」なんて、どの面下げて発言してるのか、狂っているとしか思えないではないか。だいたい国連が日本を許してくれないだろ。
2、ロシアを政権転覆して、混乱に乗じて占拠するって案があるそうだが
もし仮に政権転覆が上手く行ったとして、ロシアが民主国家になったからといって「すんなり北方四島を返還してくれる」とは限らない。もともと戦後のサンフランシスコ条約に違反してロシアが不法占拠した(と日本が主張している)北方四島だが、返還を承諾しても現在住んでいる住民を立ち退かせることは簡単ではない。島に住んでいる人々を全部追い出せば、日本が世界中から非難を浴びるのは目に見えている。お金で解決するのが一番だが、それ相当の立ち退き料がかかるだろう。それに経済的協力の名のもとに、さらに莫大な費用を「政権転覆後の新生ロシア」に支払うことになる。果たしてそんな費用に見合う価値があるだろうか。すべてが上手く行って「これ」である。もし住民が移転反対でもしようものならとんでも無いことになる。そうなれば北方四島の返還と言ったって、「沖縄みたいに日本人が住むようになる」のはいつのことやら。全く先が見えないのは「今と変らない」ではないか。無理やり立ち退かそうとすれば「民主国家になったロシア」では住民の居住権が最大限に尊重されるだろうから、そこかしこで新たな紛争の火種を生まないという保証はない。これなら戦争でもして全部追い払ったほうがよっぽどマシじゃ無い?。よって平和的に移譲する案は、却下である。だいたい国連が日本を許してくれないだろ。
3、戦争するだけの価値があるのか疑問
今の北方四島はロシア人が住んでいて、インフラも僅かながら整備されていて「ロシアの領土」みたいになっている。日本としては「農地利用」は余り期待できないので、島から何カイリかの漁業権が欲しいわけである(私が思うに)。しかし、元から北方四島に住んでいてロシアが占領した時に本土に逃げてきた「生粋の北方四島人」は、もう残り少なくなっているのじゃなかろうか。つまり「北方四島を故郷と呼ぶ」人々にしてみれば、どうしても先祖代々の土地を我が手に取り戻したい、という気持ちはわからないでも無い。しかし故郷を追われた人々というのは何も北方四島だけにとどまらず、ダムで故郷の村や墓が水没した人々とか、原発事故で先祖伝来の田畑を失った人とか、あるいは借金を返せなくなって逃亡し流浪の民と化してしまった人など、その例は「いくらでもいる」のである。故郷が北方四島の人でも、その後に生まれてきた子供達は、本土の生活しかしらない「北方四島外の本土人」ではないか。当然、「懐かしさや愛着の感情」も持ち合わせてはいないだろう(と思う)。ちょっと考えれば北方四島なんか寒くて生活も厳しく、インフラをこれから作り直すとなれば費用も時間もかかる。今の彼等が生きている間に「元の暮らしが取り戻せる」保証は、望み薄ではないだろうか。先祖の墓がまだあるからというのであれば、墓を「丸ごと内地へ移転す」れば良い。そうすれば足繁く墓参してご先祖様の供養もすることが出来るし、自分たちが墓に入った時には「子供が簡単に墓参に来てくれる環境」を作っておくのも大切だと思うのだ。住んで生活すると言っても、日用品や食料品に衣料品や暖房用の軽油等「わざわざ船で運ばなくてはならない」孤島は、何から何まで不便でコストがかかる。それに「これから新しく引っ越そう」と言う人は、ゴリゴリの右翼でもない限り「まず居ない」のではないだろうか。私だって北方四島に住むくらいなら、「都会的な渋谷のアパート」のほうがナンボかマシである。産業もなく資源は漁業のみで、テレビ放送はNHKのみ。可愛い女の子も皆無で、携帯電話やスマホが入るかどうかも怪しい離れ小島に、いったい「どんだけの若者が住みつく」と考えているのか理解に苦しむ。原宿みたいにワンサカ人が来るとでも思っているのなら、一度病院に言ったほうがいいのでは、と老婆心ながら申し上げたい。つまり北方四島には国が総力をあげて戦争するだけの価値は「無い」。しかも負けた日にゃあ目も当てられないのだ。それでも戦争を、やる?
4、テロ化した場合
すべてが上手く行って戦争に勝ち、北方四島が丸まる帰ってきたとしよう。残された敗戦国ロシアの国民が、そのまま黙ってツンドラの寒冷地にへばりついて生きながらえていて、勝った日本のことを「負けたんだからしょうが無い」などと諦めてくれると思ってるんだろうか。第二次世界大戦のアメリカに対するみたいに「白旗上げてギブミーチョコレート」とやってくれるなどと思ったら、大間違いである。彼等は日本人と違って「勝つまで諦めない」連中だから、レジスタンス活動を徹底してやるだろう。これは日本からしてみれば「テロ活動」である。毎日のように「どこかで爆弾が破裂して多くの人が死ぬ」。日本がそんなアフガンやパレスチナみたいな最悪の治安状態になったらどうする?。彼らはしぶといから、もしかしたら日本人が「全員死ぬ」までやり続けるかも知れない。それが「ロシア魂だ」と言われたら、もうどうしようもないでは無いか。コーカサス系や中央アジア系の西洋人を、アングロサクソンやラテンやゲルマンと区別するのは簡単ではない。アフリカ系だからロシア人ではないと思っていても、イスラムの関係もあるからもしかしたら実行犯にスカウトされるかも知れない。要は何でもアリである。だからテロを完全に防ぐのは無理なのだ。では西洋人は「日本に入れないようにする」のか。それでは北方四島を返還した結果、「世界経済から孤立」してしまう。最悪だ、それってリスクじゃない?。つまりロシアから恨まれずに戦争して、勝った挙げ句に北方四島を返還し、国連からも何も言われないで「国民の被害も2000人ぐらい」で済む、なんて本気で考えてるとしたら「バッカじゃないの?」って思いませんか?
結局勝ち負けの損得計算もできない「幼稚な頭」が、酒がはいって「意気がって戦争云々」を言ってしまった、というのが今回の「お寒い」顛末のすべてである。こうなった以上は素直に自分の失敗を認めて、サッサと議員辞職をするのが賢明ではなかろうか。何しろ東大経済学部を卒業して、松下政経塾で切磋琢磨した稀有の人物である。誰かに言われなくてもそれくらい分かるではないか。ところが本人は「言論の自由」とか言って議員は絶対辞めないつもりらしい。この人、何だろうね?
まあ辞めなくても「次は無い」からいいとは言えるが、こんな男に国会議員の給料を何十万円も払わされていると「考えるだけでもウザったい」。何でも大阪19区の選出だそうだから、彼に投票した有権者は「さぞかし後悔している」ことだろう。今は自分が一票を入れたことを「恥ずかしいと思ってコソコソ隠れている」のじゃなく、ここはいっその事「リコール」してみては如何だろうか?。せいぜい5万筆もあれば足りると思うがどうだろう。早い内に誰か「発起人」になって、「リコール」して欲しいなと思っているのは私だけでは無いだろう。リコールされれば「正規の手続きでNO」と言われるわけだから、いくら鈍感な丸山君も「目が醒める」に違いない。
私の結論:間違いは誰にでもある。過ちを正すのにやぶさかではない、と言う所を「全国のまともな人達」に見せてほしいものである。
1、ロシアとまともに戦って勝てるのか
何でもかんでも頭っから戦争反対というのは、実は何でも戦争でかたをつける考えと似たような「硬直した思考停止」であり、むしろ「周りの意見に押し流される」日本特有の付和雷同という感情である。そこには全く「計算」というものがない。前回の世界大戦のときも、最後は「精神一統、火もまた涼し」で一億総玉砕の合唱だった。戦争戦争と声高に叫ぶ人々に共通の考えが実は、戦争というものの「実態をわかってない」という議論以前の現象がある。これは若者にありがちなことだが、戦争というのは暴走族の喧嘩とはわけが違うのだ。つまり戦争というものの捉え方が、どうも昔の戦国時代と一緒になっているフシが見受けられる。昔は「武士階級」が覇権と支配権を争って戦い、農民は「丘に登って高みの見物」をしていた。戦いは支配者層同志の骨肉の争いであったが、農民と土地はそのまま無疵で温存されたのである。それから近代になって「国民国家」が生まれ、支配者層の争いが国民全部をも巻き込んだ「総力戦」になった結果、降伏か1億総玉砕かの殲滅戦に進化した(これを進化と呼ぶかどうかは疑問であるが)。明治の日露戦争当時はまだ武士道が生きており、乃木希典将軍が配下の将兵を何万と死なせた203高地の戦いを苦にして「明治天皇に殉死した」というのは美談になっている。それが第二次世界大戦が幕を下ろし、今は戦争も様変わりして、人間以外のハイテク兵器やロボットなどがピンポイントで「相手を無力化」するやり方が定着して来た。この先は宇宙からレーザー光で攻撃するSFまがいの戦いになりそうな勢いである。そんな状況でハイテク兵器の集約化された軍隊を持つ「ロシア」のような大国を打ち負かすことは、あの広大なツンドラ地帯も含めて、水爆を何千発も打ち込む以外には「実際上ほぼ不可能」なのである。繰り返すが、これは事実だ。というか、例えアメリカであっても「国の殆どの施設が破壊されてしまうような生き残りをかけた戦い」をしなければ勝てないし、勝ったところで国内がめちゃめちゃになって壊滅状態だから、復興するまでとんでもなく時間がかかるだろう。勝ったとしても息絶え絶えで、世界一の軍事力も極端に低下して、新たな敵と戦える状態ではなくなる。そうなれば「北朝鮮にさえ負ける」ということが現実におきてくる。つまり双方にとって「世界の終わりの戦い」なのである。そんな戦いを、誰が「しょーもない国後・択捉など4島」のために始めようと言うのだろうか。これは「贔屓目に見て」日本が勝った場合である。相手は世界第2位の軍事大国ロシアなのだから、いざとなったら核ミサイルを100発くらいは余裕で打ち込んでくるだろう。東京も大阪も福岡も、勿論全国の原発施設も、当然ながら壊滅状態になる。核の使用は国際世論が許さないと言ったって、国が滅びそうな時に「伝家の宝刀を抜かない軍事指導者」なんて、居る筈もないではないか。結局は、1対1でロシアと戦争すれば、日本は3日と持たずに消滅するのである(4日かもしれないが、大差なし)。唯一の頼みの綱は「日米安保条約」であるが、住んでも寒くて凍え死にしそうな大して価値のない北方領土を奪還するために「あのロシアと」戦争をおっぱじめようと言うのだから、誰がまともに話を聞いてくれるというのか、「冗談もたいがいにしろ!」と馬鹿にされるのがオチだろう。それ以上しつこく言えば、「勝手にしろ!」と追い返されて終わりである。そんな状況が見えているのに、丸山議員は「戦争をしないと取り返せませんよ」なんて、どの面下げて発言してるのか、狂っているとしか思えないではないか。だいたい国連が日本を許してくれないだろ。
2、ロシアを政権転覆して、混乱に乗じて占拠するって案があるそうだが
もし仮に政権転覆が上手く行ったとして、ロシアが民主国家になったからといって「すんなり北方四島を返還してくれる」とは限らない。もともと戦後のサンフランシスコ条約に違反してロシアが不法占拠した(と日本が主張している)北方四島だが、返還を承諾しても現在住んでいる住民を立ち退かせることは簡単ではない。島に住んでいる人々を全部追い出せば、日本が世界中から非難を浴びるのは目に見えている。お金で解決するのが一番だが、それ相当の立ち退き料がかかるだろう。それに経済的協力の名のもとに、さらに莫大な費用を「政権転覆後の新生ロシア」に支払うことになる。果たしてそんな費用に見合う価値があるだろうか。すべてが上手く行って「これ」である。もし住民が移転反対でもしようものならとんでも無いことになる。そうなれば北方四島の返還と言ったって、「沖縄みたいに日本人が住むようになる」のはいつのことやら。全く先が見えないのは「今と変らない」ではないか。無理やり立ち退かそうとすれば「民主国家になったロシア」では住民の居住権が最大限に尊重されるだろうから、そこかしこで新たな紛争の火種を生まないという保証はない。これなら戦争でもして全部追い払ったほうがよっぽどマシじゃ無い?。よって平和的に移譲する案は、却下である。だいたい国連が日本を許してくれないだろ。
3、戦争するだけの価値があるのか疑問
今の北方四島はロシア人が住んでいて、インフラも僅かながら整備されていて「ロシアの領土」みたいになっている。日本としては「農地利用」は余り期待できないので、島から何カイリかの漁業権が欲しいわけである(私が思うに)。しかし、元から北方四島に住んでいてロシアが占領した時に本土に逃げてきた「生粋の北方四島人」は、もう残り少なくなっているのじゃなかろうか。つまり「北方四島を故郷と呼ぶ」人々にしてみれば、どうしても先祖代々の土地を我が手に取り戻したい、という気持ちはわからないでも無い。しかし故郷を追われた人々というのは何も北方四島だけにとどまらず、ダムで故郷の村や墓が水没した人々とか、原発事故で先祖伝来の田畑を失った人とか、あるいは借金を返せなくなって逃亡し流浪の民と化してしまった人など、その例は「いくらでもいる」のである。故郷が北方四島の人でも、その後に生まれてきた子供達は、本土の生活しかしらない「北方四島外の本土人」ではないか。当然、「懐かしさや愛着の感情」も持ち合わせてはいないだろう(と思う)。ちょっと考えれば北方四島なんか寒くて生活も厳しく、インフラをこれから作り直すとなれば費用も時間もかかる。今の彼等が生きている間に「元の暮らしが取り戻せる」保証は、望み薄ではないだろうか。先祖の墓がまだあるからというのであれば、墓を「丸ごと内地へ移転す」れば良い。そうすれば足繁く墓参してご先祖様の供養もすることが出来るし、自分たちが墓に入った時には「子供が簡単に墓参に来てくれる環境」を作っておくのも大切だと思うのだ。住んで生活すると言っても、日用品や食料品に衣料品や暖房用の軽油等「わざわざ船で運ばなくてはならない」孤島は、何から何まで不便でコストがかかる。それに「これから新しく引っ越そう」と言う人は、ゴリゴリの右翼でもない限り「まず居ない」のではないだろうか。私だって北方四島に住むくらいなら、「都会的な渋谷のアパート」のほうがナンボかマシである。産業もなく資源は漁業のみで、テレビ放送はNHKのみ。可愛い女の子も皆無で、携帯電話やスマホが入るかどうかも怪しい離れ小島に、いったい「どんだけの若者が住みつく」と考えているのか理解に苦しむ。原宿みたいにワンサカ人が来るとでも思っているのなら、一度病院に言ったほうがいいのでは、と老婆心ながら申し上げたい。つまり北方四島には国が総力をあげて戦争するだけの価値は「無い」。しかも負けた日にゃあ目も当てられないのだ。それでも戦争を、やる?
4、テロ化した場合
すべてが上手く行って戦争に勝ち、北方四島が丸まる帰ってきたとしよう。残された敗戦国ロシアの国民が、そのまま黙ってツンドラの寒冷地にへばりついて生きながらえていて、勝った日本のことを「負けたんだからしょうが無い」などと諦めてくれると思ってるんだろうか。第二次世界大戦のアメリカに対するみたいに「白旗上げてギブミーチョコレート」とやってくれるなどと思ったら、大間違いである。彼等は日本人と違って「勝つまで諦めない」連中だから、レジスタンス活動を徹底してやるだろう。これは日本からしてみれば「テロ活動」である。毎日のように「どこかで爆弾が破裂して多くの人が死ぬ」。日本がそんなアフガンやパレスチナみたいな最悪の治安状態になったらどうする?。彼らはしぶといから、もしかしたら日本人が「全員死ぬ」までやり続けるかも知れない。それが「ロシア魂だ」と言われたら、もうどうしようもないでは無いか。コーカサス系や中央アジア系の西洋人を、アングロサクソンやラテンやゲルマンと区別するのは簡単ではない。アフリカ系だからロシア人ではないと思っていても、イスラムの関係もあるからもしかしたら実行犯にスカウトされるかも知れない。要は何でもアリである。だからテロを完全に防ぐのは無理なのだ。では西洋人は「日本に入れないようにする」のか。それでは北方四島を返還した結果、「世界経済から孤立」してしまう。最悪だ、それってリスクじゃない?。つまりロシアから恨まれずに戦争して、勝った挙げ句に北方四島を返還し、国連からも何も言われないで「国民の被害も2000人ぐらい」で済む、なんて本気で考えてるとしたら「バッカじゃないの?」って思いませんか?
結局勝ち負けの損得計算もできない「幼稚な頭」が、酒がはいって「意気がって戦争云々」を言ってしまった、というのが今回の「お寒い」顛末のすべてである。こうなった以上は素直に自分の失敗を認めて、サッサと議員辞職をするのが賢明ではなかろうか。何しろ東大経済学部を卒業して、松下政経塾で切磋琢磨した稀有の人物である。誰かに言われなくてもそれくらい分かるではないか。ところが本人は「言論の自由」とか言って議員は絶対辞めないつもりらしい。この人、何だろうね?
まあ辞めなくても「次は無い」からいいとは言えるが、こんな男に国会議員の給料を何十万円も払わされていると「考えるだけでもウザったい」。何でも大阪19区の選出だそうだから、彼に投票した有権者は「さぞかし後悔している」ことだろう。今は自分が一票を入れたことを「恥ずかしいと思ってコソコソ隠れている」のじゃなく、ここはいっその事「リコール」してみては如何だろうか?。せいぜい5万筆もあれば足りると思うがどうだろう。早い内に誰か「発起人」になって、「リコール」して欲しいなと思っているのは私だけでは無いだろう。リコールされれば「正規の手続きでNO」と言われるわけだから、いくら鈍感な丸山君も「目が醒める」に違いない。
私の結論:間違いは誰にでもある。過ちを正すのにやぶさかではない、と言う所を「全国のまともな人達」に見せてほしいものである。
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