実は前回水曜日のレッスンで先生から「スティック」を使った練習法を教えて貰った。アニカ・ソレンスタムもやってたと言う「ハンドファースト矯正&アーリーリリース防止」の練習方法だそうだ。というか、これは前から知っていた方法だが、私は実際に試した事は無かったのである。もとから私は余り練習器具を信用してなくて、そういう器具に頼らず「自力で課題を達成する」方がずっと良いと考えるタイプなのだ(何を偉そうに言ってるの?)。勿論、筋力アップのトレーニングに使う練習器具はそれなりに効果があるのは知っているが、長いことやらないと効果が出ないものが多いので「飽きてしまう」のである。私は結果がすぐ出ないとやる気が無くなるタイプなのだ(ダメな人間は大抵そうである!)。それに他人の意見は聞かない癖が身体に染み込んでいるからまるで始末に負えない(これ、いつまで経ってもみっともないスイングを直さない、典型的な頑固アマチュアだ)。つまり「何とか楽して」上手くならないかなぁ?ってことばかりを夢見ている万年ダメゴルファーなのである。これじゃ先生もホント困るよね(ゴルフパートナーでもお手上げ状態?)。
しかし今回は素直に聞き入れて試して見た。すると何と何と「理想的なハンドファーストが出来ちゃった」ではないか(ウソみたい!)。
やり方はグリップにスティックを重ねて握り、出っ張った部分が身体に当たらないようにスイングする、という例のやり方だ。クラブを早目にリリースするとスティックが脇に当たってしまうから、どうしたって「手を目標方向に出して」ハンドファーストにせざるを得なくなる寸法である。至極「定番」の練習方法だが、「形」を覚える効果は劇的である。
ちょっと試しただけなのにビデオを見るとクラブは「理想的な位置」に収まって、自分でも驚くほどの綺麗なハンドファーストが出来ているのだ。それで先生に聞いてみた。
「これをやってるとハンドファースト出来ます?」
先生は笑いながら「その為の練習方法ですから」と自信たっぷりである(信じて良いのかなぁ・・・)。
私の考える理想のハンドファーストは
① シャフトは15度〜20度ぐらい前に傾く(まだ傾き具合が足りないと思う)
② インパクト時のグリップ位置は、左股関節またはちょっと外側くらい(これが私にはどうしても出来ない)
③ その時クラブはまだリリースされてなく、角度が残って右手首も力を溜めた状態にある(アーリーリリースの改善)
④ 両肩のラインは45度くらいに傾いていて、左腕は垂直よりやや後ろに傾いている(私は真っ直ぐのままだ)
⑤ 身体は斜め後方に傾いた力感あるホームラン・スタイルで、頭は右肩の上でボールを見ている(私は目標方向にスエーするのが欠点)
・・・以上だ。それで自分のビデオを見ると、それが殆ど改善されて「ほぼ完璧に出来てる」から何とも変な気持ちである。とうとう出来た!、ハンドファーストが出来たよぅ〜ん!
その日はハンドファースト達成の喜びにニヤニヤしながら家路についたのは言うまでもない。
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ところが次週の月曜日にもう一度練習してみると、どうも「しっくり」来ないのである。スティックを握ってスイングするとあれ程「理想的な形」だと思っていたのが何故かぎこち無くて「力が100%伝わらない」のだ。スイングはボールを遠くへ飛ばすためにある。だから自分の力を全部「インパクトの一点に集中」させなければ、とても完璧なスイングとは言えないのだ。もし、このスティックの練習方法を繰り返しやって身体に覚え込ませたとして、それでスイングしたら形はハンドファーストかも知れないが「ボールに勢いが無くてヘロヘロ球」になるんじゃないだろうか。それに絶対「飛ばない気がしてならない」のである。飛ばないということはどこか間違っているのだ。
どこかが違うのか、それとも「何かが足りない」のか、またはその両方である(オーマイガッ!)。
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次の木曜日の自手練の課題は、スティック練習法の間違いまたは「足りない部分」を見つけることとなった。念願のハンドファーストは、まだまだ達成まで日数が掛かりそうである。次回は来週の月曜日にその辺の結果を踏まえて自信のある解決方法をアップしたい。
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