明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

酒のツマミ話(8)二階幹事長の発言は全くもって正しい!

2021-06-22 17:06:23 | ニュース

1、そもそも何で会場で酒類を提供する必要があるのか?
こりゃあもう世の中の人々からすれば「意味がわからない」愚策だ。誰しもが「健全なスポーツの祭典」にアルコールは不要と思っている。東京都は緊急事態宣言から蔓延防止措置に移行したとは言え、相変わらず酒類提供には嚴しい制限を設けているじゃないか。これはアルコールが人の動きを活発化させ、コロナ流行を加速している「原因」と見て、厳しい制限を続けているのだ。飲食業者はオリンピックでのこのような特別ルール導入に対して、間違いなく「怒りで身体が震えて」いるに違いない。そんな批判だらけのオリンピック実行委員会に対して、自民党のご意見番「二階幹事長」が苦言を呈した。やっぱり二階さん、やってくれたねぇ〜。私はこういうストレートな発言をする二階さんが大好きである。まあ世間的には古い体質の政治家というイメージで、霞が関の魑魅魍魎の権化のように思われているみたいだが、決してそうではない。世界の動向を見る目など、意外としっかりした現実感覚のある政治家である。彼のこの発言が実際のオリンピックにどれほど影響があるか分からないが、私としては「溜飲が下りた思い」である。ちなみに二階さんはB型である。B型は嘘をつくのが嫌いなのだ。私の同じ血液型だけに、二階幹事長を応援したい。二階さん、ガンバレー!

なお、今日のTBS「ひるおび」で酒類提供は「IOC」のお偉方を接待するために特例を設けたんじゃないか?、との穿った見方を発表していた。評判の悪い IOC のやりそうな事だから、「さもありなん」である。日本もこう言う時にこそ「巨悪に屈する事なく」、今までやってきた感染対策を粛々とやり続けてほしいものだ。

2、大学の研究は新発明ラッシュ!
日本の発明力も結構イケてる、という話題。それを支えているのが日本人の得意とする「工夫する」能力である。日本人は基礎的な研究に弱いというが、それは常に大陸の方に目が向いていて「悠長な基礎研究」などやってる余裕が無いせいかも知れない。とにかく色々な大学で、実用的な研究が加速しているのは頼もしい限りである。例えば・・・

a. 大阪大学
コロナの検査に「ナノポア」という技術を使うと、たった「5分」で結果が出るという。凄い発明だ。これが製品化まではまだ少し時間がかかるようだが、医療機関や救急医療体制現場の大変さを考えると、すごい朗報だと思う。これが今回のコロナには間に合わないにしても、これからも発生するであろう未知の感染症に対しては、大いに活躍してくれものと期待している。

b. 富山大学
コロナから回復した人から作った「スーパー中和抗体」が凄い。こちらはコロナに罹った患者を治療する時に力を発揮する発見である。理屈は難しくて良く分からないが、回復した人というのは免疫力に何か秘密があるだろうことは簡単に想像が出来る。それを研究して「確実な効果」を持つ物質を特定した、というところに研究の成果がある。このような研究が日本の彼方此方で行われていることを考えれば、コロナも決して怖くないとなりそうだ。これが一般の病院でも使えるようになれば、その時は我々も「コロナの呪縛」から脱却できる筈である。

c. 京都府立医科大学
お茶に含まれる「カテキン」で、ウィルスの感染能力を100分の1に下げられることが判明したと言う。これはまた、日常的にお茶をガブ飲みしている日本人には嬉しい発見である。要は、常にカテキン入りのお茶で口の中をキレイにしておけば、万一他人の飛沫を浴びてウィルスが大量に口の中に入ったとしても、その数を激減させてリスクを回避出来るというものだ。私はこのニュースを読んで早速コンビニに行き、500mlのお茶を3本購入した。こういう知識が「生死を分ける」というのは大げさだが、正しく恐れるというのが大事である。

とまあ、コロナ関連だけを見ても「これだけじゃない」、というから楽しみである。我々日本人は全体に新しい理論を発見するというよりは、既に発見されて実用化されているものを「更に小さく軽く」するとか、またはちょっと改善して「使いやすく」するとか、または全く発想を変えて「あっと驚く製品」を作るとか、何にしても「便利アイテム」が大好きな国民なのだ。そして島国根性というのか、鎖国政策の負の遺産なのか、一旦その便利さが国内市場に受け入れられると、今度は恐ろしい勢いで「安売り合戦」が始まるのである。まあこういうのは世界でも珍しくはないが、日本は特に「国内での競争」が激しい気がする。せっかく長いこと研究していても、発表した途端に安売り合戦で「研究者が潰れてしまう」のが残念である。日本はもっと、地道な研究者を支援する仕組みが大切なのだ。ところが世間じゃ、むしろ「アナログ的な一刀入魂」の職人技のほうを称賛する風土があるみたいだ。どっちの方が国民にとって大事なんだろう?

どうやら日本人の頭の構造は「宇宙誕生の秘密を解明する」といったとんでもなく時間のかかる研究よりは、目先の生活を「便利で楽」なものにする工夫のほうに特化してるんじゃないだろうか。欧米の研究の「おこぼれ」を上手に使ってスキマ狙いの商売で儲けるみたいな。それにしては政治という「究極に工夫の必要な世界」で全然能力が発揮できているようには見えないのは何故なんだろう?。日本人って、不思議。

3、たまには良い酒を飲もうじゃないか
こないだ定期的な血液検査をやったら、尿酸値が高くなっていた。内臓脂肪やLDLコレステロールも増えていて、食生活の改善を指摘されてしまった。こりゃいかん!、と思って、まずビールを止めることにした。ビールはプリン体が多いので、尿酸値を上げる原因の一つである。そこで日本酒の登場となるわけだが、ここしばらくスーパーで安物の酒を呑んでいるので、ここは新規に「ちょっと良いもの」をと考えて、四日市の宮崎本店で出している「宮の雪 山廃仕込み」を購入した。早速呑んでみると、ズシッとした重量感のあるボディに酸味が程よくバランスされていて、全体に「味わい深い、酒らしい酒」という印象である。そして飲もうとすると「華やかな香り」が鼻をくすぐり、喉越しのスッキリ感と「山廃の濃い存在感」がお互いにせめぎ合って、呑んだ後の満足感は抜群に旨い。やっぱ呑んで「旨い!」と思わなきゃ、「酒」と呼ぶわけには行かないのである(ちょっと偉そう・・)。紙パックばかり呑んでいると、ついついそれを忘れてしまうから怖い。三重県の酒はサミットの時に話題になっただけのようだが、この宮の雪という酒は、私の評価は一応合格である。

4、オリンピックは全員ワクチンを打て

観客を入れる入れないの議論がメディアで騒がしいようだが、あっさり「選手と観客全員にワクチンを打つ」と言う選択肢が、全然なさそうなのは何故だろう?。今の時点では、コロナに対する重症化予防策としては、「ワクチンを2回接種」と言うのが唯一の選択肢である。まだ蔓延防止措置が施行されている中でオリンピックをやることになれば、考えつく対策は「ワクチン接種」しかないのは自明ではないだろうか。選手とか観客とか、オリンピック開催に必要だからというだけで「特別に」早く打つと言うのは「公平性に欠ける」とでも言うのだろうか、ナンセンスである。東京や大阪での大規模集団接種会場でも「希望者が少なくてワクチンが余っている」と聞く。何でもかんでも「公平」を主張する人たちに私は問いたい。コロナ新規感染者が一日10人ぐらいの過疎県でせっせとワクチンを打つのと、毎日400人も出ている蔓延地域で集中的にワクチンを打つのと、日本全体のコロナの被害を最小で収めるためには「どっちが効果がありますか?」と言うことだ。最も危険が迫っているところにワクチンを打つのが「当然の対策」ではないか。だとすればオリンピック関係者を真っ先に打つべきだと私は考える。それで家でオリンピックを見ている人は感染のリスクが比較的少ないのだから、ゆっくり順番を待って打てばいい。これが一番納得するやり方だと思うが、皆さんどう思いますか?。


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