明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

雑談倶楽部(1)世の中、騒がしくなってきた

2022-08-24 09:43:29 | 今日の話題

1、日野自動車のデータ改竄
問題は親会社であるトヨタのガバナンスだという。数年前にはフォルクスワーゲンの不正が問題になっていた。こういう規制について合格基準があると必ず不正する企業が出るのは何故なんだろう?。多分、官庁が規制レベルの設定を決めるにあたって、該当企業各社の根回しと賛同を取り付けず、欧米の基準をそのまま採用して「無理やり見切り発車」をしたせいだと私は思っている。企業だって排ガス規制することに反対してた訳じゃないだろうが、ただその時点で技術が追いつかなかったために、ついついデータ改竄という「禁じ手」をやらざるを得なかった、ということではないか。

ただ、トヨタという世界一の技術力のある会社がバックについているのにも関わらず、改善もせず、何年も誤魔化し続けていたというのは何としても解せないのである。豊田社長は残念とかコメントしてたらしいけど、灯台下暗し、案外と「社内の人心把握」が出来ていなかったんじゃないだろうか。やはり「お坊っちゃん経営者」の陥りやすい穴ボコである。

これは余談だが、国の検査を受ける場合には2回やってその平均を提出することになっていたのに、日野自動車は一回しかやっていなかったらしい。これは日野自動車側の言い訳で「2回やるとは思っていなかった」とニュースで報じられている。信じられないが、本当だそうだ。しかしこれは「2回やる」のが報告の決まりならば、検査報告書の書式に「1回目と2回目」を書くように欄を設けておけば済む話じゃないだろうか。データ上「平均値」というデータは存在しないのに、データにない数値を「計算して出させる」から、こういう不正が頻発する。提出書には「生データ」だけを書かせるのが、間違いをなくす基本中の「基本のキ」だと思う。

つまらない間違いをなくす方法というのは、こういう「簡単な部分」にその秘訣が隠されているものなのだ。それに思い至るかどうか。それが出来る男と出来ない男の違いである。

2、神泉の事件
犯人の少女は私が思うに、「人間」と上手くやっていけない人なんだと思う。こういう、社会性の欠如した人格は「機械」と向き合う人生が性に合っているのではないか。無理やり人間の世界で型にはめて苦しい生き方を強いるから、鬱屈した不満の捌け口を求めて異常犯罪をおかしてしまう。母親と弟を殺す予行演習だというのは、きっと自分の行為を説明するために「散々考えたロジック」なんだろう。元々破滅志向の性格が出口を求めて起きた事件だから、さしたる理由はないんじゃないか。本当は彼女の生きる場所は「別の所にあった」ような気がする。未成年だから少年院で保護観察みたいになるんだろうけど、こういう事件が起きる前に「彼女にとっての幸せの場所」を見つけてあげられなかった我々社会の「無関心」が悲しい。

3、リスザル
ニュースでチラッと見ただけだが、頭の毛が体毛と違って黒いから、まるで「人間の髪型」みたいに見えるのが面白い。口の周りも何かヒゲも生えてるかのように黒くなってるから、見た目「オッサン」みたいに見えるのが笑える。しかし残念ながらやることはサルだから、まあ「おっさんザル」かな?。それにしても似てるよねぇ〜。

4、紀州のドンファン
すっかり忘れていたが、たまたまネットを検索していたらヒットしたので書いておく。事件のほうは捜査が進展していて、どうやら奥さんが逮捕・起訴され、これから裁判になるらしい。一時はマスコミも大フィーバーした遺産殺人の話題だが、やっぱり犯人は奥さんってことで決着しそう。しかし殺すにしても、もうちょっと頭を使って欲しかったね。まあ、「交通事故に見せかける」ってのが一番良さそうだけど、これもいずれはバレるってこと。天網恢恢、悪事は必ず露見するってか。これで無念のドンファンもやっと浮かばれるかもね。裁判、楽しみ!

5、コロナの全数把握
最近ニュースで報じられていることだが、もう現場では医療崩壊して大変なことになってるというのに、未だにシステムが変えられなくてコロナ感染者全数把握がどうたらこうたら揉めてるという。これもデジタル化が全く進んでいない「残念な日本文化」の結果であろう。

そもそも最初に「コンピュータで受付」しているわけだから、そこで「マイナンバーカード」で受付を済ましていれば、その時点で必要事項の殆どが「病院か検査所」のコンピュータに入力が終了している筈である。勿論、現在治療中の病気や基礎疾患のある無しや、コロナワクチンを何回接種したかまでの「全ての医療情報」も、同時にアクセス可能になっている筈。

後は現在の健康状態のヒアリングとPCR検査の結果を書き込めば一件落着、作業は終わりである。しかも、殆どの病院や検査場では「国への費用請求」があるから、いずれ提出する書式でデータは積み重なっている筈なのだ。結論としては現在は電子カルテの普及が進んでおり、「診療データはリアルタイムで既にコンピュータに入っている」と言っても過言ではない。つまり患者が帰る頃には、全て事務作業は終了しているはずなのだ(本当のところはわからないけど、多分そうだろうなと私は思っている)。

なのに全数把握のために保健所にデータを送るのが「物凄く医者の負担になっている」という。これが私には「全く理解できない」のである。すでにコンピュータに入っているものをただ保健所に転送するだけなのに、何で「もう一度」再入力するために、夜中まで作業しなくちゃいけないのかが分からない。おまけにその作業を「診療でお忙しい先生自身」がやらなきゃいけないらしいから、正直言ってこのシステムを決めた人は「馬鹿なの?」なんである。

私が思うに、先生が最後の患者を診察して治療内容をコンピュータに入力したら、おもむろに「転送ボタンを一発押して、はい終わり!」ではないか。100人いようが1000人いようが、あっと言う間に仕事が済んで、先生は「皆さんお疲れ様!」と颯爽と愛用のベンツに乗って、家族の待つ我が家へと帰っていく・・・のが当たり前じゃないの(見たわけではない)。なんでそれが出来ないのか?。そもそもアプリ一発で、これくらいは出来るだろう!

コロナ対策が稚拙だ何だと批判を浴びている岸田政権だが、そもそも仕事の仕方から「考え方を改めた方が」いいんじゃないかと、私などは老婆心から切に思う。一方、こんなこともサクッと処理できない官僚というのも、何とも無能でだらし無いとしか言えないではないか。東大だか何だか知らないが、一流大学を出て「頭の良い」と世間じゃ言われている人が一杯いるんだから、こんなくだらないことはニュースになる前に「サッサと解決して」ほしいものだよねぇ、マジで。

私が思うに、全国民の医療データはすべてマイナンバーカードに集約し、「病院と保険と行政と個人」がすべて一体となって、同じデータを見ることが出来る形にしておくべきだと思う。これでデータ入力が1回で済む。こんな簡単な理屈、何故分からないかなぁ。デジタル改革を推し進めるべき大臣が「ハンコをなくすかどうか」なんてことを手柄にしている時点で「アウト」だと思うけど、もっと他に人材はいないのかな?

やっぱり派閥争いに汲々としている岸田政権では、所詮は国民にまで目が行かないんだと思うね、残念ながら。


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