明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

マドリー応援ブログ(20)今年は余り良い事なかったな・・・

2023-05-20 16:15:00 | スポーツ・ゴルフ

CL準決勝で破れたマドリー。とにかく試合については何も言う事は無いって感じだ。実際ずっとシティに押しまくられっぱなしで、90分何も出来なかったのだからしょうがない。簡単に言えば、去年は劇的勝利でマドリーが勝ったが、今年はシティの方が「強かった」ということ。それだけである。

とまあ、これは負け惜しみと言われると確かにそうだろう。これはアンチェロッティもコメントしていたが、いいとこなしの完敗だった。勿論、実際には「試合の結果ほどの差」があった訳ではないとは思うが、そこはアンチェロッティも黙して語らずの気分だろう。問題は「来年以降」の立て直しである。

このところ目立つのはヴィニシウスとロドリゴの成長だ。これは喜ばしいことに一見思えるが、実はベンゼマが点に絡んでいないという事でもある。調子が落ちているとも言えようが、私は素直に年齢からくる体力不足だと見た。ノリノリでゴールを量産した去年に比べると、今年はシュートの精度も多少悪くなっているようにも感じられる。マドリーの立て直しには先ずベンゼマが衰えて点が取れなくなる前に「代わりのエース」を育てなきゃいけないのである。これはもう何年も言われていることだ。

現状ロドリゴを真ん中にして、左ビニシウス・右バルベルデという手もある。私はこれでも充分だと思うが、現在のマドリーのポテンシャルを考えるとどうしても小粒感が出てしまう。マンチェスター・シティの例で言えば、去年のFWジェズスとスターリを放出して、代わりに今年ドルトムントから「ハーランド」を取った(もう一人はアルゼンチンのリーベルからアルバレスが加入)。結果はご存知の通り、大砲というか「無敵ミサイルの大爆発」である!

マドリーはシティとは違うのだとは言っても、今やハーランドは「世界一のセンターフォワード」であり、彼が真ん中にいるだけで相手チームのバックス陣はズタズタにされるという、圧倒的存在感は絶対欲しい。彼は体格ががっしりとしてる上に足がすごい速く、シュートがこれまた滅茶滅茶上手い上に、アクロバティックな態勢からでも自在にゴール出来る「生粋の点取り屋」である。その彼をリーガではなくプレミアリーグに取られたというのはある意味仕方が無いと言える。チームの実力は別として、やはりリーグとしては世界No.1だというのは誰しも認めるところだろう。勿論、選手の給料もダントツに良さそうだ。

今回マドリーがシティに破れた理由は一にも二にも自分達でボールが持てずに、攻撃しようにもすぐ相手のディフェンスに取られて効果的なカウンターが不発だったことだと私は思う(アンチェロッティもそう言ってた)。その原因がヴィニシウスとロドリゴが中に入りすぎていて、両側ライン際のシティのボール支配率が高くなり、それでシウバやグリーリッシュが「自由にアタックに参加出来た」からだ、という意見もネットに出ていた。

ヴィニシウスは今や「破壊力のある快速ドリブラー」としてリーガで大活躍中だが、バルセロナのアラウホやシティのウォーカーのような足の速いディフェンダーにぴったりマークされると流石に、いつものように「自由自在」とまでは行かない。シティのような最高のキーパーがゴールを守っていて尚且つディフェンダーがサクサク動けるチームと対戦する時には、ペナルティエリア外からのミドルシュートがとても効果的だと私は思う。クルトワが試合後に「クロースのシュートが入っていれば」と悔しそうにコメントしてたが、まさにその一発が出なかったわけだ。

まあ済んでしまったことはしょうがないとして、マドリーの喫緊の課題は「点の取れる超大型フォワードの獲得」に尽きる(そんなこと、皆んな分かってるってば!)。

私はマドリーと言う最高のクラブに相応しい抜群のシュート力は勿論の事、出来れば体格でディフェンスを圧倒するような、見ただけで迫力あってしかも足が速くボールタッチも上手い、そんな「身体能力」に優れたアフリカ系のストライカーを考えている。例えばナポリの「オシムヘン」なんかどうだろうか(ナポリがうんと言う訳ないだろう!)。来期スタート時にはベンゼマと半々位に試合で使い、来年からCLを含めて「ここ一番」という大事な試合には、先発出場させるとかの流動的な形がいいと思う。とにかくベンゼマが「次のエース」として認め、チーム全体が攻撃の中心として育てていこうという気にさせるような選手に来てほしいねぇ。オシムヘン、期待してます!(無理無理!)

後はアンチェロッティの次の監督を誰にするか?だが・・・。これは選手との信頼関係をバッチリ築けるかどうか、だと思う。まあ監督のことは後回しにして、先ずはストライカーの獲得が先だろう。来期のマドリーのテーマは攻撃陣の若返りだ。



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