明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

日々の話題を一撃で解決(7)スシロー事件の余波

2023-02-05 15:13:00 | 今日の話題

あれから色んな意見やコメントがネットに溢れていて、「ひろゆき」氏や「若新雄純」氏や「長谷川豊」氏、はたまた「スシロー社長」の再建への力強い意欲表明と支援に感謝まで、様々な記事が載っていた。こちらも話題性が高いのでついつい読んでしまうのだが、どれも感想を述べているだけでイマイチ心に響くものはなかったように思う。これからも起きるであろう同様の愉快犯に対して、「根本的な解決策」を提案したものが見当たらなかったのはいかにも残念である。このような事件は水面下で消えていくものも含めて、それこそ「後を絶たない」わけで、とにかく「監視カメラ」かなんかを全座席につけて「見張る」しか対策は無い。それで店の経費が嵩むのはやむを得ないだろう。無駄な経費だが、しょうがない。

だが一番の問題は、これらの「愉快犯」をどうやって「社会復帰」させるか、である。

子供だからといって罰を軽くせよも言うのは簡単だが、果たしてそれで「ちゃんとした大人」になれるのだろうかと心配するのは当然だ。大したことじゃないからと言って犯人を擁護する人たちは、このレストランという公共の場で、他の客の注文した食材に「唾液を付ける」という行為が、どれほど「反社会的な行為か」ということに思い至らないのか?、と思う。犯人は「やってはいけない事が何か?」を知らなかったのだ。小学生以下の未熟者である。例えて言うならば「モナ・リザにもう一つ「目を書き足し」てピカソ風にしてしまうようなことだ。やったことは本人にとっては単なる悪ふざけかも知れないが、 全然「笑えない」のである。多分、損害賠償金は100億超えであろう。何しろ全人類の宝なのだから。

大人になるということは、こういう「分別」がつくことなのだ。未成年で反省してるということなので、私は前のブログで「パブリックサービス」刑(そういう刑があるかどうかは知らないが)を提案した。社会に対して犯した罪であるから、被害者への謝罪と悔悛の情を彼が示して「もう充分だと認める」のもまた、社会の意志に任せるべきだろう。実際に被害を受けた可能性がある客に怒りを投げつけられることも当然あると思う。それをひたすら謝って、金輪際二度と致しませんと涙で誓い、何とか納得してもらうということを「やり続ける」事しか、今の彼に出来ることはないと言える。

もし運良く社会に受け行け入れて貰え、頑張れよ!と再出発の後押しなどをしてくれたとすれば、そこでようやく罪の償いが出来たと言えるんじゃないか、私はそう考える。何れにせよ裁判所は刑罰を与えれば終わりだが、我々はその後の  社会復帰までを考えねばいけない。果たして法律はどう結論を出すか?

これには「目立ちたい」という承認欲求がかってないほど高まっていることと、「SNS愉快犯」とでも言うべき犯罪が簡単で誰にでも可能な形で提供されていることが問題である。前者は「良い事をして目立つ」事しか無いだろう。簡単ではないが効果は永続的だ。後者は本人の社会に対する疎外感や被害者意識やストレスが原因なのでいっそう難しい。社会全体が人間を育てていくしか今のところ方法は無いと思っているが、これについては「次のブログ」で教育と言う面から取り組んでいく方法を書いて見たいと思います。何れにしてもこの問題をどう処理するか、「水面に隠された反社会性という大氷山」をどう無くしていくのか、が試されていると言える。



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