[起]
意識空間においては複素空間(虚空間)と
純粋実空間とがある。
二元の意識によって自由度が増加するからだ。
実空間はバランス・オブ・パワーのロジック
であって、夢や希望に対して、好き嫌い
といった感情による判断や行動ではなく、
また、何かにとらわれることでもなく、
どうすればプラスとなるかだけの問題である。
即ち日常実生活での心構えに相当する。
動的平衡状態(左側:虚空間)
[承]
しかし人間は感情の動物である。
例えば怒りの感情によって決断したり、
判断ミスや、不安な気持ち、
イライラしたり、緊張したり、
余計な力が入ったりするものだ。
特に仏教には心の三毒と呼ばれている
猛毒がある。
この猛毒が日常のバランスを崩壊させる。
即ち、怒りや貪り、妬みによって
心が反応しないためにどうするかである。
このための意識を「複素空間」と私は呼んでいて、
無意識や潜在意識を意識してみる領域であり、
これはいわば日常実空間とは異なる
バランス・オブ・パワーの意識と対峙する
領域である。
言い換えればバランス・オブ・パワー
であるのかどうかを分析評価する意識
領域である。
[転]
ところで
バランス・オブ・パワー(勢力均衡)とは、
突出した脅威が生み出されることを抑制し、
地域不安や紛争の誘因を低下させることを
目的として考案されたバランス型の秩序モデル。
友好関係の有無やその程度を示すものではなく、
対立の力関係が崩壊することで戦争が発生する。
ウィキペディア
バランス・オブ・パワーのロジックとは
好き嫌いの問題ではない。
プラスなのかマイナスなのかの問題なのだ。
従って、好き嫌いの感情と、勢力のバランスを
同居させないことだ。
いわば国家間での外交と同じことであり、
日本にとって何をすればプラスなのか
どうすればマイナスにならぬのかの問題だ。
例えば、なぜロシアと中国が協調しているのか、
なぜイランが様々な中東のパートナーたちと
勢力を結集しつつあるのか。
独裁主義や反米主義とパワーバランスとは
同列ではない。
また、アメリカとイギリスは
第二次世界大戦において
ソ連と同盟を組んだのが、これは彼らの間で、
ナチス・ドイツを倒すことのほうが
長期的な共産主義の懸念よりも重要である、
と認識されていたからだ。
ナショナリズムやポピュリズム、
イデオロギーよりも、国家として
プラスなのかマイナスなのか、
勢力のバランスを優先した結果である。
敵か味方ではなく、
バランスのためならば「悪魔とも手を握る」
というロジックだ。
仏教でいう三毒が、ナチス独裁政権のように
バランスを著しく損なう。
[結]
日常での純粋実空間においては
バランス・オブ・パワーのロジックを適用する。
その為に分析評価領域である複素空間との
二元の意識を用いる。即ちこの虚空間では
自分を変えてみる方法(条件付き)と、
ありのまま(無条件)の自分を観察する
方法がある。
私はこの様な二元を複素空間(観)と呼んでいる。
ありのままでの方法は
苦という原因は、無くすことはできない。
その原因の排除にはとらわれないことだ。
できないことを考えるのではなく、
どうすればできるかを考える。
意識空間においては複素空間(虚空間)と
純粋実空間とがある。
二元の意識によって自由度が増加するからだ。
実空間はバランス・オブ・パワーのロジック
であって、夢や希望に対して、好き嫌い
といった感情による判断や行動ではなく、
また、何かにとらわれることでもなく、
どうすればプラスとなるかだけの問題である。
即ち日常実生活での心構えに相当する。
動的平衡状態(左側:虚空間)
[承]
しかし人間は感情の動物である。
例えば怒りの感情によって決断したり、
判断ミスや、不安な気持ち、
イライラしたり、緊張したり、
余計な力が入ったりするものだ。
特に仏教には心の三毒と呼ばれている
猛毒がある。
この猛毒が日常のバランスを崩壊させる。
即ち、怒りや貪り、妬みによって
心が反応しないためにどうするかである。
このための意識を「複素空間」と私は呼んでいて、
無意識や潜在意識を意識してみる領域であり、
これはいわば日常実空間とは異なる
バランス・オブ・パワーの意識と対峙する
領域である。
言い換えればバランス・オブ・パワー
であるのかどうかを分析評価する意識
領域である。
[転]
ところで
バランス・オブ・パワー(勢力均衡)とは、
突出した脅威が生み出されることを抑制し、
地域不安や紛争の誘因を低下させることを
目的として考案されたバランス型の秩序モデル。
友好関係の有無やその程度を示すものではなく、
対立の力関係が崩壊することで戦争が発生する。
ウィキペディア
バランス・オブ・パワーのロジックとは
好き嫌いの問題ではない。
プラスなのかマイナスなのかの問題なのだ。
従って、好き嫌いの感情と、勢力のバランスを
同居させないことだ。
いわば国家間での外交と同じことであり、
日本にとって何をすればプラスなのか
どうすればマイナスにならぬのかの問題だ。
例えば、なぜロシアと中国が協調しているのか、
なぜイランが様々な中東のパートナーたちと
勢力を結集しつつあるのか。
独裁主義や反米主義とパワーバランスとは
同列ではない。
また、アメリカとイギリスは
第二次世界大戦において
ソ連と同盟を組んだのが、これは彼らの間で、
ナチス・ドイツを倒すことのほうが
長期的な共産主義の懸念よりも重要である、
と認識されていたからだ。
ナショナリズムやポピュリズム、
イデオロギーよりも、国家として
プラスなのかマイナスなのか、
勢力のバランスを優先した結果である。
敵か味方ではなく、
バランスのためならば「悪魔とも手を握る」
というロジックだ。
仏教でいう三毒が、ナチス独裁政権のように
バランスを著しく損なう。
[結]
日常での純粋実空間においては
バランス・オブ・パワーのロジックを適用する。
その為に分析評価領域である複素空間との
二元の意識を用いる。即ちこの虚空間では
自分を変えてみる方法(条件付き)と、
ありのまま(無条件)の自分を観察する
方法がある。
私はこの様な二元を複素空間(観)と呼んでいる。
ありのままでの方法は
苦という原因は、無くすことはできない。
その原因の排除にはとらわれないことだ。
できないことを考えるのではなく、
どうすればできるかを考える。