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訪問看護ステーション開設から運営までのお金の話①

2022-07-27 16:17:58 | 日記
株式会社わざケアの代表取締役の渡部達也です

今日はお金の話。

訪問看護開設には当然ですがお金がかかります。
1000万円は必要だと言われています。
全部自己資金でまかなえればよいのですが、基本的に足りない分は借入を行います。
私は資本金は500万で公庫から450万をお借りしましたが、地域の実情に沿って借り入れるところを決めてもよいかと思います。

最初に大きくお金のかかるところとしては物件で、
個人で賃貸契約だと敷金3カ月が多いと思いますが、法人で事務所を借りようとすると敷金6カ月!とかで、泣く泣くあきらめることもありました。

初期費用として、パソコンやスマホ、車などは自分のものを使うなどして抑え込めたりします。
自分の車を訪問に使っていいよと言ってくれる職員を採用できれば、より初期費用は抑えられるかもしれません。ただし、車両費などで手当てをつける必要はあると思います。

また、お金がいつ入ってくるかを踏まえて、給与支給日をいつにするかは大切です。
1月に行った訪問看護サービスは2月10日までに請求処理を行います。
大体ですが、月の売上の8割強は医療保険・介護保険から、残りの2割弱は自己負担として利用者から集金となります。
自己負担の集金はだいたい2月中には終わります。
残りの保険分に関しては3月末に振り込まれるため回収のサイクルは長めです。
運営が安定してくれば長い回収サイクルでも問題ないのですが、開設間もない時は資金繰りが悪化する可能性があるので注意が必要です。

例えば給与を月末締めで翌月15日払いだと、4月分給与は5月15日支給、5月分給与は6月15日支給になります
でも4月分のサービスの8割はようやく6月末に入金になるサイクルですから、6月15日の給与支給までに回収できるサービス費用は、4月分の自己負担分(2割分)だけになってしまいます。

ですので、給与を月末締めで次月末日払いにすると、保険分の入金まで乙ことができますから、資金繰りが一気に楽になります。
ただ、職員さんから給与のサイクルが長い!と言われるとは思いますが…

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