里地里山の1年 5月下旬里山 白い花が咲き始めた
ノイバラ、ウヅキが咲き始めると白い花の目立つ季節になる。
遠くからでも、緑の中に白色が目立つ。
虫たちが盛んにそれらの花に集まってくる。
5月下旬 里山でめだつ白い花を紹介する
ノイバラ (バラ科)
落葉低木。花期は5から6月。里山の縁でよく見かける。枝先に集まる白い花はあまい強い香りを出す。
江戸時代の終わりヨーロッパに渡りバラの品種改良に役立ったそうだ。秋にできる赤い実は漢方薬に使われている。
カマツカ( バラ科)
落葉高木。花期は5から6月。柄のある花がたくさんつくので、よく目立つ。材が堅いので、鎌の柄に使われたことからカマツカと名がついた。別名の「牛殺し」とも呼ばれ、この材で牛の鼻木を作ったためとする説などいろいろある。秋には赤い実がつく。
エゴノキ (エゴノキ科)
落葉高木。花期は5から6月。公園などでも植えられてみることがある。花は下向きに垂れ下がり、地面に散ったたくさんの花をみてここにエゴノキがあることに気づく。果実には果皮に含まれているエゴサポニンがありこれは毒。しかし、水入れてつぶすと泡が出るのでせっけんのかわりにつかわれていたとか。
ヤマボウシ(ミズキ科)
落葉高木。花期は5から6月。公園や街路樹などで植えられている。里山でもこのころ白花が目立つ。4枚の白く花びらのように見えるのは、苞といい、つぼみを包んでいたもの。秋の実は食べることができる。
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