足利氏ゆかりのもみじ寺 岩屋山 石龕寺
-せきがんじ-
高野山真言宗
兵庫・丹波市
石龕寺は
用明天皇の丁未の年(587)聖徳太子の開基と伝えられています。
この年、太子は物部守屋を征伐されたが、
そのとき、
自ら羅生門天の尊像を刻み、兜の真甲に載せて戦われ大勝された。
ところが不思議にも
この尊像が空中に飛散してしまった。
太子はこれを求めて諸国を回られていましたが、
この地で
山に分け入ったとき「石窟」があり、
そこに求めていた羅生門天の尊像が安置されていたのです。。
太子は感激され、一字の小堂を立てられたのが
石龕寺の始まりであるという
1351年(観応2年)、
足利尊氏の子、足利義詮(よしあきら)が石龕寺に身を寄せています(太平記)
1579年(天正7年)、
織田信長(明智光秀)の丹波攻略により、山門を除いてことごとく焼失。
1626年(寛永3年)、
明覚法印が開山し、歴代住職や信徒の尽力により復興していきました。
【丹波もみじ三山】といえば
ここ石龕寺(せきがんじ)の他に 昨日紹介しました高源寺、
それに
明日以降に紹介予定の円通寺をさし、人気のお寺です。
11月16日もみじ祭りが行われ、
武者行列などの行事が催されました。
私が訪問したのは15日、
残念ながら見ることは出来ませんでした。
石仏
織田信長(明智光秀)の丹波攻略で
唯一焼け残った山門
重文 仁王像
桜材の寄木造で玉眼がはめ込まれ、彩色が施されています
落ち着いた雰囲気がとても良いです
客殿
まゆみ
本堂への階段
本堂
毘沙門堂
薬師堂
奥の院に参拝します。
急な坂が続きますのでゆっくり歩きます。
奥の院 鐘楼堂
奥の院
見晴らしが良いですよ
毘沙門天王
石龕(せきがん)とは石窟・岩屋の事で、石窟内に仏様を祀ることを意味します。
奥の院は石窟で、石龕寺の発祥の地になります。
境内まで下りてきました
最後までご覧頂きましてありがとうございました。
明日も 皆様のお越しをお待ちしております。
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