おもむくままに・・・!

ゆったりと、流れのままに、拾いもしない、捨てもしない・・・。 おもむくままに・・・そして私がいる。

秋色は 寂しくて・・

2018-10-04 18:33:25 | Weblog






些細なことでも

響くように 心に沁みこむ日がある

それが 嬉しいことなら

大げさに 喜びを表し

歌さえ 口から 溢れでるだろう




違う これは 違うと 

感じてしまった時

不協和音が 地の底から

這い登るように 

心の深部に 達してしまったら

元へ戻す術を 知らないことに

あらためて 気付いた




心の動きに ご破算はないのだと

学習してこなかったのか・・




些細なことのつもりが

心底を揺るがす 根の深いものであれば

方向転換することで

立ち直る術を 見出してきたのだろうか

回れ右は 容易(たやす)いことではないけれど・・




山道を分け入って

辿り付いた 小さな池の面に

枯葉が 頼りなげに浮かんでいる

明日も 浮かび明後日を迎えるか

今宵 月の出を待たず

池の底に 沈みゆくか




もしや 差し伸べた手に

秋色の葉の名残を 夕日色に染めて

今ひとたびの 賛辞をうけることになれば

病んでしまった 心を 

かすかにでも 

慰めることになるやも知れぬ




秋色は かくも寂しく 

かくも 人恋しきものなれば


ミヤマフユイチゴ
花言葉 あの日を思い出す
コメント (2)
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