朝から
秋雨が 草木をぬらし
あなたの こころもぬらし
わたしの こころもぬらし
少しの時間
物事のあわただしさを
しずめて 安らげて
午後にはもう ここには いません
山すそから のろしを上げるかのように
野焼きの煙が 立ち上がり
まるで 遠い煙にむせたように
目頭に 涙がたまります
明日は 晴れやかな笑顔で
朝を 迎え
今年分の 悲しみや 苦しみから
卒業したいと 足元のプランターに
精一杯花開くあなたに
語りかけます
ゆっくりと・・・
そう、 わたしはゆっくりと
生きていきます
パンジー青
花言葉 純愛、誠実な愛