
美バレエ・エクササイズのオープンクラス中、ジャンプをしていると
「Changement[シャンジュマン。フランス語で変化、チェンジの意。]の時、自分の足を踏んじゃって痛いです。」
と、おひとりの方がおっしゃいました。

Special thanks | like an angel photo: split rock pose : sutro baths, san francisco (2012) © torbakhopper サンフランシスコのサットロ・バスズの海岸の岩場での撮影かしら。屋外で気持ち良さそうです。
シャンジュマンは、5番ポジションのプリエからから真上に飛び、空中で1番ボジションを通り、着地で反対の足が前の5番になるジャンプです。
文章にするとややこしいですが、5番から真上に飛んで、反対の足が前の5番にチェンジします。
すると
「私もです!」
「実は私も!」
と、おっしゃる数名の方が。

Special thanks | like an angel photo: split rock pose : On with the dance! © L. Whittaker 余り考え込まずに、楽しく!じっくりと取り組んで下さいませ。
まずは、Plié[プリエ]から1番でReleve[ルルベ](お膝が伸びた状態の背伸び)の練習。ルルベのつもりでまっすぐ飛ぶ練習が良いと思います
。
この時何となく飛んでしまわずに、1番の柔らかいプリエからまっすぐ飛んだ時、腿の根元から脚を外に開く(外旋させる)意識を持ち続けていれば、着地の時も踵が前に下りられるので、1番ボジションに戻るコトが出来ます。
1番でのジャンプに慣れて来たら、次は3番のポジション(5番を緩くしたポジション)で。
3番だわ!と焦ってしまわずに1番の時の感覚のまま、いつも脚を外に開くコトを意識しながら飛ぶと3番ポジションにも下りられる様になっていき、自然と5番ポジションにも足を踏まずに下りられる様になっていけると思います。

Special thanks | like an angel photo: split rock pose : Spinning © BdwayDiva1 フワッと浮いたジャンプですね。つま先も伸びていますね。
最初は足をチェンジするコトに一生懸命になり、色々気をつける余裕がないかもしれませんが、チェンジする、というのは結果なので、その経過を大切に動いていく様にしていくと、全ての動きの質が上がっていき、遠回りの様で早道です。
焦れったいけれど、自分で感じながら、自分の思いをカラダに伝える様に、丁寧に丁寧に動いていくと、ひとつひとつの動きの質が向上するので、身体の感覚も鋭く繋がっていき、結果的にどの動きもやりやすくなっていくと思います。
特にプリエはどの動きの前後にも入ってくるので、プリエの質を高めるコトは大きく変わっていくので、バーの時からジャンプやターンに繋げていく様なつもりで柔らかく踏んでみて下さい
。
シャンジュマンで足を踏んじゃって痛い時は、隠さずに言って下さいね。




