何個目だろう。綺麗な八面体に期待を膨らませながら削るのだが、
最後の一撃でグラファイトに変わっていることを知らされる。
大きなやつを削り終わる頃にはダイヤモンドカッターは丸くなり、
私は疲労甚だしく、ちょっとウンザリだ。
グラファイトに相転移しない条件とは、どんなものかと考えてみた。
相転移しないためには新幹線並みのスピードで上ってくる必要があるというが、
これだけでは状況を思い浮かべるには不十分だ。
核マントル境界の2000度の世界で生じたカルビンがプルームに乗って上昇、
集まったカルビンはカーボナードになり噴火を待つ。
噴火が起きると残ったプルームの温度は徐々に低下する。
カーボナードが徐々に冷えるときにカーボナードの中に単結晶が生じる。
更に温度が低下するとプルームは花崗岩化し次のプルームの上昇を待つ。
花崗岩化したプルームが新たなプルームの熱で溶けることなく噴出すれば、
単結晶は無事、地上に現れることができる。
とすれば、単結晶を地上にもたらすのは蛇紋岩質プルームだが、
花崗岩化プルームが溶けていれば相転移していることになる。
単結晶がマグマに熱せられる前に噴出するには、
新幹線並みのスピードで上ってくる必要がある、ということかな。
仮説の行方は。
この石、針状ダイヤモンドだろうか、スチュワータイトだろうか、クラスターです。
キンバーライトパイプの中のダイヤモンドは地表付近で寄り道を
しているわけだから、急いで昇る必要もないのかもしれない。
熱せられないことが相転移しない条件ではないか。
期待は外れ。非常に硬いスチュワータイトクラスターでした。
同じような説明があります。
天体と星空の楽しみ方
http://seiza-hoshizora.com/page/4/
≪キンバーライト・マグマの上昇進路にダイヤモンドがなければ。そのキンバーライトは“はずれ”となるわけです。≫
≪急上昇して地表付近に到達し、急激に冷却されたダイヤモンドは、瞬間冷凍されます。原子の結びつきが凍りつくのです。≫
≪高温の溶けた岩石の中に炭素が単体で存在し、その量が十分にあれば、しだいに液体が冷えていくことによって、炭素原子が集まり、ダイヤモンドとして成長していくのだとか。≫
≪多くのダイヤモンドが同じ結晶の形となる事実こそ、誰にも邪魔されない液体の中で成長した証拠だと言われています。≫
結晶化したダイヤモンドは低温下で眠っている。
道草はいけない。
黒い液体カルビンの温度が下がりカーボナードへ、そして単結晶化。
八面体の形状をしていない物はカーボナードコーテッド、
八面体の形状をしている物もカルビンコーテッドで黒い、たぶん。
このカルビンがなかなか落ちない。
しかし、酸化しやすいようなので、一度に落とそうとしないで毎日少しづつ削る。
カーボナードも単結晶同様に絶望的に硬い。
≪ブラジルなどではマグマと関係のない場所で、石炭の中から黒いダイヤモンドが採取されるそうです。それは“カーボナード”と呼ばれており、≫
出来方が違う?
なかなか落ちないカルビンのような物は
黒いが削ると白い粉になる。カルシュームだろうか。
一度削れなくなっても数時間後にはまた削れるようになる。
空気に触れると化学変化を起こすのだろうか。
岩が割れて運良く黒い石に包まれてダイヤモンドが外に出れば、
川を降るうちに削れて透明のダイヤモンドが現れるかもしれない。
インドで見つかったダイヤモンドのように。
溶けたCaの中でCが結晶化するのかも知れない。
最後の一撃でグラファイトに変わっていることを知らされる。
大きなやつを削り終わる頃にはダイヤモンドカッターは丸くなり、
私は疲労甚だしく、ちょっとウンザリだ。
グラファイトに相転移しない条件とは、どんなものかと考えてみた。
相転移しないためには新幹線並みのスピードで上ってくる必要があるというが、
これだけでは状況を思い浮かべるには不十分だ。
核マントル境界の2000度の世界で生じたカルビンがプルームに乗って上昇、
集まったカルビンはカーボナードになり噴火を待つ。
噴火が起きると残ったプルームの温度は徐々に低下する。
カーボナードが徐々に冷えるときにカーボナードの中に単結晶が生じる。
更に温度が低下するとプルームは花崗岩化し次のプルームの上昇を待つ。
花崗岩化したプルームが新たなプルームの熱で溶けることなく噴出すれば、
単結晶は無事、地上に現れることができる。
とすれば、単結晶を地上にもたらすのは蛇紋岩質プルームだが、
花崗岩化プルームが溶けていれば相転移していることになる。
単結晶がマグマに熱せられる前に噴出するには、
新幹線並みのスピードで上ってくる必要がある、ということかな。
仮説の行方は。
この石、針状ダイヤモンドだろうか、スチュワータイトだろうか、クラスターです。
キンバーライトパイプの中のダイヤモンドは地表付近で寄り道を
しているわけだから、急いで昇る必要もないのかもしれない。
熱せられないことが相転移しない条件ではないか。
期待は外れ。非常に硬いスチュワータイトクラスターでした。
同じような説明があります。
天体と星空の楽しみ方
http://seiza-hoshizora.com/page/4/
≪キンバーライト・マグマの上昇進路にダイヤモンドがなければ。そのキンバーライトは“はずれ”となるわけです。≫
≪急上昇して地表付近に到達し、急激に冷却されたダイヤモンドは、瞬間冷凍されます。原子の結びつきが凍りつくのです。≫
≪高温の溶けた岩石の中に炭素が単体で存在し、その量が十分にあれば、しだいに液体が冷えていくことによって、炭素原子が集まり、ダイヤモンドとして成長していくのだとか。≫
≪多くのダイヤモンドが同じ結晶の形となる事実こそ、誰にも邪魔されない液体の中で成長した証拠だと言われています。≫
結晶化したダイヤモンドは低温下で眠っている。
道草はいけない。
黒い液体カルビンの温度が下がりカーボナードへ、そして単結晶化。
八面体の形状をしていない物はカーボナードコーテッド、
八面体の形状をしている物もカルビンコーテッドで黒い、たぶん。
このカルビンがなかなか落ちない。
しかし、酸化しやすいようなので、一度に落とそうとしないで毎日少しづつ削る。
カーボナードも単結晶同様に絶望的に硬い。
≪ブラジルなどではマグマと関係のない場所で、石炭の中から黒いダイヤモンドが採取されるそうです。それは“カーボナード”と呼ばれており、≫
出来方が違う?
なかなか落ちないカルビンのような物は
黒いが削ると白い粉になる。カルシュームだろうか。
一度削れなくなっても数時間後にはまた削れるようになる。
空気に触れると化学変化を起こすのだろうか。
岩が割れて運良く黒い石に包まれてダイヤモンドが外に出れば、
川を降るうちに削れて透明のダイヤモンドが現れるかもしれない。
インドで見つかったダイヤモンドのように。
溶けたCaの中でCが結晶化するのかも知れない。
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