カラスの襲撃が一段落ついたと思ったら、今度はアライグマが落花生にちょっかいを出してきた。
囲ってある網に4、5センチでも隙間があると、そこから手を突っ込んで土をほじくる。
インターネットでで退治法を調べると、アライグマは嗅覚が鋭く、強いニオイを嫌う……とある。
そんなら……というので、ペットボトルに庇(ひさし)を二カ所開けて、100均で買って来た野良犬猫の忌避剤とナフタリンを入れて仕掛けた。
ニ、三日経過したが、どうやら効果があったのか、やって来なくなった。
その代わりに珍しいのが現れた。
夕方の5時ころ、まだ暑いが、雲が出てきたので畑へ。
すると、里芋の通路に動くもの。
足の長い茶色い鳥が歩いている。
今までの記憶から判断してケリ!?
ケリという変わった名をした凶暴な鳥で、巣に近づくと、親がキーキーと大きな声で鳴きながら突っ込んで来る。
恐くて、バイクのヘルメットをかぶって畑を耕したことがある。
なぁ~んや……と見ていると、一匹、二匹、三匹。
そして、その後ろから茶色いのと青色した親鳥が二匹!
ケリではない!
キジ!
四、五年前にツガイがいたが、雄がいなくなって、美しい色した雌だけになっていた。
それが、今年になって雌雄で見かけるようになった。
そして、今日、三匹の子を連れて、親子で、我が畑に散歩に来ていたのだ。
慌てて写真を撮ろうとすると、親子は慌てることなく、稲田の方へ行く。
はい、ピース。パチリ!
ピントが合わないうちに、向こうへ行ってしまった。
それでも、なんとなくうれしくなる。
キジは、ツルやトキをおさえて堂々たる日本の国鳥なのである。
雄は勇敢で雌は母性愛が強い。
そして、日本固有種で、外国に渡らず、いつも日本で生息しているというのが最大の理由だ。
だが、しかしである。
国鳥だからといって、勲章ぶらさげて、特別に保護されているわけではない。
カラスやアライグマ同様に、鳥獣保護管理法で保護されているにすぎない。
どうも釈然としない!
どっか、ピントが合っていない。
※下はピントの合ったキジの子の写真です。
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