河内国喜志村覚え書き帖

大坂の東南、南河内は富田林市喜志村の歴史と文化の紹介です。
加えて、日々の思いをブログに移入しています。

畑――ややこしい

2023年04月25日 | 菜園日誌

アサツキ。ネギより浅い緑色をしていることから漢字では「浅葱」と書く。
しかし、アサツキはネギとは違う。
アサツキはネギ科で、ネギはユリ科。
だから、アサツキがネギで、ネギはネギではない。
そんなややこしいアサツキの花が咲きだした。

ネギの白い花は目立たないが、アサツキの紫いろの花はよく目立つ。
畑の花の中でも美しい花の一つである。
放っておくと種をつけるが、球根を植えたほうが手っ取り早いので、一通り干渉して掘り起こしてしまう。
球根を植えるという意味ではワケギと同じである。

ワケギ。一つの球根からいくつもの球根ができることから漢字では「分葱」と書く。
しかし、ワケギはアサツキとは違う。
ワケギはヒガンバナ科で、アサツキはネギ科。
だから、アサツキがネギで、ワケギはネギではない。
そんなややこしいワケギが早くも休眠(葉が枯れる)しだしたので引き抜いた。

桜の開花が早かったせいか、ワケギと同じくタマネギ(早生)も根元が折れて休眠しだした。
タマネギ。丸い大きな玉ができるのできることから「頭葱」と書く。
しかし、タマネギとワケギとは違う。
ワケギはタマネギとネギをかけ合わせたのハーフで、タマネギはタマネギなのである。
ただし、どちらもネギと同じユリ科。
だから、タマネギとアサツキは違う。
タマネギはユリ科でアサツキはネギ科・・・・・

※最新の分類では玉ネギはヒガンバナ科。


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