夕日の中で風に吹かれている白く美しいススキや、茶色の大きな穂のエノコログサを写真に撮っているときでした。
日が沈むちょっと前の短い時間を狙って、風やら光の入る角度やら、どうしようかとウロウロ。通り過ぎる人の奇異な目も最近は慣れっこになって気になりません。
そんな時、ふと足元を見ると小さく赤いものが見えました。
「踏んじゃったかな?」とあわてて足を上げました。
きれいな小豆色の花でした。その色に惹かれてしゃがみこんで撮りました。
「いぬたで」と言う名前でした。
少し光が足らなかったので暗いかもしれませんが、フラッシュは使いたくありませんでした。
これは「蓼食う虫も好きずき」の「たで」だそうで、「蓼 たで」は辛味があって食べられないところから、このことわざが出来たそうです。
悲しい事ながら、私がネットで調べたところでは「雑草」の分類に入っていました。
きれいでかわいいのにねぇ。