きくおばあちゃんの美味しかった混ぜ寿司の作り方です。
私の2度目の母の、母親ですから血のつながりはありませんが、とても優しくお料理も大変上手な人でした。その祖母の混ぜ寿司はとても思い出深い物があります。
実はちらし寿司の具を非常に細かく切って入れるだけなのです。祖母が言うのには、お米の粒と同じぐらいに切るといいそうです。
祖母が子育てしたのは、7人でしたから、9人分のご飯ごしらえをしてきて、きっと工夫を凝らしたのだと思います。
具を小さく切るのを、手伝ったこともあり、出来上がった混ぜ寿司は、とても優しい味でした。
妹の誕生日に一緒に作ったのですが、妹のお友達も大喜びで「おいしい!」を何度も言って、おばあちゃんを喜ばせました。
きくおばあちゃんの愛情のこもった混ぜ寿司を、私はいつも作る時に思い出しています。
小さく切って混ぜると、どうしてこんなにやさしくて美味しくなるのか、不思議です。
【材料】
かんぴょう
高野豆腐
干しシイタケ
人参
きぬさや
シラス
しろごま
卵
それぞれを優しく煮て、細かーく切って酢飯に混ぜます。