のり巻き のりのり

飾り巻き寿司や料理、己書、読書など日々のあれこれを書いています



老木に見る

2016年01月04日 | つれづれ日記
樹齢100年をこえるであろう松の木があります。 先々代、遡ると4代も前からそこにあるそうです。

以前は6本くらいあったのですが、大きくなりすぎて手入れができず、義父が処分しました。

残っている松の木は、曲がりくねって幹は鱗のようになっています。

下の方にえぐれがあり、そこに鳥が落とした種が芽を出し、どうどうと住処にしてしまいました。 抜いても抜いても伸びてきます。

松の木は黙って自分の体を貸し、じっと子どもを育んでいるかのようです。



タイサンボクの木も樹齢100年ほどでしょう。内側が空洞になり、樹皮が剥がれている部分もあります。

けれども周りから新しい枝を伸ばし、毎年きれいな花を咲かせてくれます。

今日も、小さい葉芽花芽が、暖かい春のような気温に驚いたのか、しっかりしたと姿を見せていました。 




老木の黒き幹より芽吹きたる花透かし見る新年の朝


今日から気持ちを切り替えて活動しなければ。 老松に負けてはいられません。

黙って道を示してくれる、先祖代々からの樹木に学びます。