高知県の重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)吉良川町並み
高知県で重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)に指定されている室戸市吉良川町の町並み。
重伝建は城下町や宿場町、門前町などの全国各地に残る歴史的な集落や町並みが保存される地区です。
吉良川の町並みは「在郷町」に分類され、浜から丘へ、風雨を防ぐ建物が調和する町とされています。
林業が盛んであった吉良川は明治から昭和にかけて良質な備長炭を産出し、栄えた町です。
風雨を防ぐ建物が調和との選定にあるように、台風常襲地の室戸ならではの建物を見ることができます。
風雨から家を守るために河原の石や浜石で作られた”いしぐろ”と呼ばれる外壁や土佐漆喰壁の商家、風雨を
逃がすために工夫された水切り瓦の蔵など独特の景観があります。
風雨の強い日、誰一人として出会わない中、足元をびしょ濡れにしながら重伝建を見学しました。
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風雨のなか、誰一人として歩く人を見かけない町並み。 雨に濡れた建物や道がかえって風情がありました。
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大正15年に建てられた旧吉良川郵便局、鬼瓦には郵便局を示す「〒」マークがあります。
赤い丸ポストは郵便局から寄贈されたもので使用できないと記されていました。
赤い丸ポストは郵便局から寄贈されたもので使用できないと記されていました。
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いつの時代にかタイムスリップしたような光景です。
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風雨を逃がすための工夫がなされた「水切り瓦」の蔵。
河原の小石や浜石で組み合わされ積まれた「いしぐろ」と呼ばれる外壁。 雨に濡れていい感じでした。
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