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10月4日、朝7時発のFlix Busでブダペストを出てプラハに向かう予定が、何と出発が2時間遅れ、このバス会社はベルリンに本部があり、此処からヨーロッパ各地にバスを運行している、往路、長距離を走ってくるので遅延運行が度々ある由。結局プラハ中央駅に到着したのが18:00過ぎになってしまう。予約したアパートの宿泊代金を現金で支払へと言うので駅のATMでチェコ通貨コルナ(2kc約4.95円)を引き出すが、これが全部高額紙幣で困っていると、となりのATMを操作していた男が両替をしょうと持ちかけて来た。200と500kc紙幣に合計2000kc両替したが、この紙幣はベラルーシのもので価値が低いし此処では使えない。これが後で支払いの時に分かる。“親しげに言い寄ってくる見知らぬ人には気を付けろ”と自分に言い聞かせていたにもかかわらず、まんまと引っ掛かった。そんな訳で私にはこの街の印象はすこぶる悪い、素晴らしい観光資産があり、世界中から観光客が集まり、観光業がこの街、国の重要産業で経済的に潤っているにも関わらず、訪れる観光客を大事にしていないように感じられる。冒頭からネガティブなコメントになってしまったが、参加したツァーのガイド、クモ助タクシー、コンビニのミネラルウオーターの価格(1.5リットルが99kc,約490円)、細かい事だけども、成熟した観光都市とは言い難い。
それはともかく、此処プラハは街を二分するヴルタヴァ川の片方の丘に堂々たるプラハ城、丘を下ってカレル橋を渡ると旧市街に出る。さほど広くない旧市街には教会の塔、赤い屋根、中世からのゴシック、バロック、ルネッサンス様式の建物が並び、中世の様子、趣きが凝縮されている、素晴らしい魅力的な景観だ。此の景観が観光客を魅了している。この旅の最終デスティネーションとしてこの街を選んだのは正解だった。詳細はYouTub をご覧下さい。
北京から寝台列車で烏魯木斉に移動し、さらにキリギスタン、タジキスタン、ウズべギスタンと中央アジアを、さらに中欧6ヵ国を31日かけて周る旅でしたが、ユーラシア大陸にある多種多様の人々、文化に接することができ、実り多い旅でした。これからもユーラシア大陸の何処かへまた出かけたいと思ってます。
“北京からユーラシア大陸を西へ“全16巻の旅行記、これで終わります。
弥右衛門
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