八柏龍紀の「歴史と哲学」茶論~歴史は思考する!  

歴史や哲学、世の中のささやかな風景をすくい上げ、暖かい眼差しで眺める。そんなトポス(場)の「茶論」でありたい。

9月開講の講座の案内とちょっとした話!

2017-09-18 23:15:03 | 〝歴史〟茶論

 今年は、じつに憂鬱な天気と政治状況の年だった。
 そんな気分で、9月まできてしまったという感じです。

 とくに北朝鮮のロケットがどうの、核がどうのってときに、
 総選挙かぁ・・・。いやはや・・・。

 よく知られている話だとは思いますが、
 第二次世界大戦中のお話しです。

 電撃作戦で、ほぼヨーロッパを軍事制圧したナチス・ドイツですが、
イギリスは頑強に屈服せずに戦っていました。
 なんとかイギリスを打倒すべく、ナチス・ドイツは
最新鋭の無人ロケットV2を雨あられと首都ロンドンに打ち込みます。

 その被害は甚大で、
どこから飛んでくるかわからないこのロケットに、
ロンドン市民は恐怖と憂鬱な日々を
おくっていました。

 そんなある日、ロンドンの老舗デパートのハロッズに
ロケットが命中し、デパートのエントランスを大破させます。

 ところが、ハロッズは翌日も営業すると決定します。

不屈さを見せてやる。そこでハロッズは広告を出すことにしました。

 大々的に打った広告には、
「本日は特別に間口を広くしてみなさんをお待ちしています」

 やりますね。北朝鮮のロケット攻撃?
Jアラートとかで、逃げてください! 窓には近づかないでください!
ロケットが飛んできます!

 こんな大騒ぎを演じている、どこかの政府や首相って、
なんなんでしょうかね? 必要以上に恐怖を喧伝しているわけは?

 戦時独裁体制への嗜好を隠そうとしない政府と首相とそのお友達側近たち。
そもそも政府とは、国民の苦痛や恐怖を取り除こうとするのを仕事としている
はずです。
 まさに真逆のことをやっている。ひどいものです。
 その内閣と首相が、秋の国会冒頭解散をはかろうとしている。

 とんでもないですね!

 さて、9月からの秋の講座の参加をお願いします。
 絵を描くことの困難さと、だからこそ表現に生きようとした
 画家たちの物語のお話しです。
 いろいろなお話しをしていきたいと思っています!


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