フォロー中のブログで紹介されていた本、
私も読んでみました。
≪ネタバレあり≫
震災で飼い主を亡くし彷徨う犬、犬の名前は「多聞」
犬は不思議と、問題を抱え悩み、傷ついた者たちの前に現れては保護され、彼らは飼い主になる。
犬はその人たちに寄り添い安らぎを与えるのだが、何故かいつも南を目指していた。
お話はファンタジーだけど、関わった人が何故か死んでしまうので、こいつは死神なのか?
南には誰が待っているというのか・・それが知りたくて読んだ。
結局、岩手から熊本まで流れて行き、ある家族に保護された。
家族は東日本大震災で被災し、遠縁を頼って熊本に移り住んできたが
その子どもは震災のショックで笑う事もなく喋る事もできず、絵ばかりを描いていた。
が、多聞が現われてからどんどん変わっていき、いつしか言葉も発するようになる。
そして、またもや、熊本で震災に遭う。犬はその子どもを守って死んだ。
その子どもと多聞は、かつて岩手にいた時の友達だった、、、、
第163回直木賞受賞作でした。
我が家にも15年ほど犬がいた。
賢いんだかバカなのか、分からなかったけど、
ジッと見つめ返すあの目が懐かしい。
犬はいいね。
ブルーベリー8回目収穫、200g