吉村昭「雪の花」が映画化、
松坂桃李主演で来年1月公開されるらしい。
調べたら、こちらに収録されていたので借りてきました。
吉村昭歴史小説集成 (第7巻)
この中の「雪の花」だけ。
今では絶滅された天然痘、
私財を費やし民を救おうとした医師、
石つぶてを投げられても決して諦めなかった
自分の命をとしても、事を成し遂げようとする笠原良策の無私の精神に
世の中にはこんな人間もいるのだなぁと、感動する。
痘苗を京都から福井に持ち帰るため、雪の山越えをするあたり、
映画で再現されるのでしょうか・・
異国から伝わった種痘と言う医術を受け入れてもらえず、
目の前で大勢の人が死んでいくのを見ながら、
いたずらに年月が過ぎるだけの歯痒さ、
無知であることと、役人の事なかれ主義と保身に苛立った。
それから、こちらは
芝居小屋であった仇討ちを、6名の語り調で綴られており
読むのがきつくなった。
予約があるので途中止めで返却。
なので、話のオチが分からない。。。