今年の1月に図書館予約して、やっと順番が回ってきました。
話の筋はミステリーで、ある一枚の絵の展覧会を催すために、
その絵の著作権の所有者を探すことになり、過去の事件に行きあたる。
秋田県の猪俣石油化学会社の社長が焼死体で発見され、一緒にいたはずの弟の勇は行方不明となっている。
絵の作者はイサム・イノマタはその弟と思われる。
作者が死んでいるのなら、それはいつなのか、著作権の相続人はいるのか、
それを知ることはその事件の真相をも明らかにすることになる。
取り調べは中途半端で検死結果は不可解だし、勇を自殺と処理して終わらせている。
猪俣家は複雑な関係で、疑惑も多かったが、一筋縄ではいかない圧力もあったと思われる。
現在の社長、猪俣輝はイサム・イノマタの絵を収集し、二度と表には出さない。
贈賄の疑惑もある中、事件の真相は・・・・
話は一本通ってはいるのだけど、あれやこれやいろんな事を詰め込み過ぎ。
それいる?と思う事柄まで挟んでくるし、それを一つ一つ登場人物に説明させているし。
いろいろと調べて、書きたかったこともあるのでしょうが、
前半は面白くなりそう、、、と読み進んでいったのだが、
しかし、ディテールが多い上に、過去と現在が行ったり来たりで、
誰にも感情移入が出来ないまま、途中から疲れてきた。
なにが「なれのはて」なのかを知りたかったが、
とうとうこの辺りで挫折した。
著者の渾身の一冊だと思うが、
私に読む力がなかった。
ごめん💦
読書家だなんて、お恥ずかしい・・
集中力なくて、すぐ寝てしまいます。
あたしゃここんとこ 全く活字を(本)読んでないなぁ、、。