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米山(よねやま) 992.5m
登山口:水野林道口 573m
標高差 約420m
コースタイム:
水野林道口15:00~米山山頂16:42-17:09~
水野林道口18:00
(所要時間約3時間)
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水野林道口より妙高方面。

この日の早朝、道の駅新井から移動し、
妙高外輪山の神奈山を登った後、
下山するや急いで高速にのり、
この米山に登るべく来たのでした。
神奈山でエネルギー使い果たしていましたが、
何度か計画しては地震や悪天候で流れていた米山に、
今回もまた前日の雨で見送りか・・と半ば諦めつつ、
一番ショートコースなら行けるのではないかと
無茶な試みをしたのでした。
上信越道、北陸道の高速にのり、
1時間半弱で水野林道口へ。
妙高方面と日本海の見える眺めの良い展望台です。
テルモスにお湯を沸かして補充し、
一息ついてから歩き出します。

短距離とはいえ、午後3時の出発ですから
必要装備は持ったまま。

駐車場は思ったより広く、
分県登山ガイド(だったか?)に書いてある6台より多く、
10台前後は停められそうです。
既に3時でしたが着いた時、駐車は3台。
駐車場から近い登山口の側にも
車2、3台ほど停められそうです。

疲れた体ながら、
車でかなり標高稼いでいるから・・♪と、
いくらか気楽な気持ちでした^^;

足取りはさすがに重かったのですが、
お花の写真を撮りながら
休み休みの歩みです^^;
エンレイソウ

ホウチャクソウ?

ユキザサ

湿地のような池のような?

タニウツギかな?

同じ南側からの登りでは、
下牧登山口からならば階段が無いということでしたが
こちらは早速階段が出てきます^^;

チゴユリ

素晴らしいブナ林です。



ツクバネウツギ

そしてまた長い階段が続き、
けっこう辛く感じました^^;

ようやく下牧からの登山道に合流。
ここで一休み。

石仏があり、

そばにはギンリョウソウがわんさか!

まだ1時間ありますか・・・
と覚悟して歩いていったのですが、
山頂まで45分くらいで行けました(^^ゞ

ウラジロヨウラク

ヤマツツジは終盤

小さいですが立派な避難小屋。
一先ず通過し、帰りに中を拝見。
ここから一旦下って登り返しが
思いやられて・・・^^;

ミヤマクルマバナ


ヤマボウシ・・満開でした。

イワカガミ


山頂までは一部階段もありますが
とても気持ちの良い樹林帯。




山頂小屋と青空が広がった場所に出て
気持ちもパッと明るくなりました(^^♪

小屋の中は広々としてきれい!

すぐ裏手に山頂

足元には真っ白なマーガレット?

米山薬師堂

小屋には常駐の方?がいらして
薬師堂を開けてくださいました。

米山薬師は法華岳薬師(宮崎県)、鳳来寺薬師(愛知県)と並んで
日本の三大薬師の一つだそうです。
鳳来寺薬師は既にお参りしているので
いつか法華岳薬師に行かねば!
(宮崎は義姉の故郷・・)
山頂の一等三角点

(雲取山、米山、白髭岩の三カ所の現存の原三角点のことは
迂闊にもすっかり忘れてまして確認してきませんでした^^;)
佐渡、日本海、柏崎、弥彦山方面

ズームで佐渡

ズームで柏崎、弥彦山方面。
柏崎苅羽原発も見えます。

飯豊方面も見えるのでしょうが、
よく分かりませんでした。
またいつか天気の良い時に
別のルートから登ってみたいものです。
何度か登ろうとして登れなかった理由の一つに
新潟中越沖地震がありました。
今から8年前のH19年7月16日、丹後山~兎岳~中ノ岳を
縦走していた時のことでした。
下山して車のラジオのニュースで聞きビックリしたのですが、
この日の翌日登る予定だったのが米山だったのです。
天気が悪かったので、この日に米山にしようかとも
話していたのですが、もし登っていたら
かなりパニクッテいたことでしょう。
以下、当時の記録からの引用です。
10:13頃です。ここでトシちゃんが「地震か?」と言います。
同時に揺れを感じました。
トシちゃん地響きのような音を始めに感じたようです。
山で感じる地震ということは
どこかで大地震でも起きたのだろうかと
話していたのですが、
下山するとまさに柏崎で大地震。
のちに新潟中越沖地震と名づけられるほどで、
被害も大きかったのでした。
間もなくヘリの音が聞こえ出し、
また山で何かあったのかと話していたのですが、
後から思えばおそらく被災地に向かっていたのでしょう。
引用以上。
私が山でハッキリと体感した地震は
この時が初めてでした。
今年に入ってから、
ネパールでの地震でエベレストの雪崩が起き
遭難がありました(2015.4/25)。
2015.6/5にはキナバルでも地震があり、
18名でしたか、亡くなられたそうで
日本人もお一人含まれていました。
日本でも岩手・宮城内陸地震で栗駒山が
地崩れで被害に遭ったのは
今から7年前の6月14日。
また、昨年9月27日に御嶽山の噴火で
大勢被害に遭われ死傷者多数。
現在も各地の活火山が活発で
鹿児島の口永良部島の噴火。
箱根、浅間、吾妻、蔵王・・などなど。
まだまだいろいろあるのでしょうが、
これくらいで・・^^;
話しが地震繋がりで長くなってしまいましたが
米山に関してはそんなことがあって
より印象に強く思い入れの残る山だったのでした。
この後も何度か計画はあったのですが、
良い天気に恵まれず、取りやめてばかりでした。

陽の長い時期ですから
思い切って登ってきて良かったです。
まだ暑い山頂の小屋の日蔭で
ホットコーヒーを飲んでから
この日最後の下山者となりました。

同ルートを戻ります。




少し登り返して避難小屋へ。

しらば避難小屋の中も綺麗でした。

分岐から水野林道口へ。

長い階段を下りながら
よくぞ登ってきたものと
今更ながらその傾斜にビックリ(^^ゞ

登りで気づかなかった
トリガタハンショウヅル。
杓子山で見て以来です。

山頂から50分。
18時に下山でした。

車は勿論我が家の一台だけ。
汗を拭き着替えと片づけを終え、
車を走らせたところで娘からの着信に気づきました。
2,3分前の事で、折り返し電話すると
義姉の容態が急変の連絡が入ったという・・
電話を切るや、今度はうちの二男からの電話。
義姉のお見舞いに行き、少し前に
息を引き取ったという・・・
一週間前に私たちもお見舞いに行ったばかりで、
痩せてはいましたが、変らぬ声と笑顔だったのに・・
急なことで言葉もありませんでした。
儚い蝶が重なります・・

長い短いはありますが命は平等と
住職さまのお話でした。
皆いつかは終わりがきます。
お姉さん、ちょっと早かったけど
もうしばらく待っててくださいネ(-_-)/~~~
いつかまた・・
後世で一緒に歩きましょうね<(_ _)>
それとものんびりしたいかな、ワタシが(・_・;)
義姉に合掌
※レクイエムで失礼します。
今回、登場を楽しみにしてましたが、
sanaeさんもうっかりがあるんですね!
では、また行くしかないですね(^^)
神奈山、米山と新潟の山で花々と眺望を楽しまれ、
良かったですね。新潟は雪国、角田山なども含め、
雪解け後の山の花はシラネアオイの大群生など
本当に凄いですね。
姉上様のご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申し上げ
ます。
なぜ、ここでいいから標識を立ててくれないのかな!と思う所がありました。
しかも、関温泉登山口ってなんなんでしょうね。(笑)
米山、こちらのコースも楽しそうですね。
ほとんどの方達が水野林道コースと下牧コースで登ってくるようですね。
インレッドさんが「白髭山」の原三角点の山に登った時の記録で知りました。
雲取山ではもちろん立派に立っていましたから確認済みでしたが。
米山ね~!?と思っていたのに私もすっかり忘れていました。
写真を見直しても写っていませんでした。
元気に白山や甲斐駒、仙丈ヶ岳に仲良く登られている様子、羨ましく思いながら記憶にあります。
なかなか、趣味って一致しませんからね。
お姉さまのご冥福を、お祈り申し上げます。
すっかり抜けてました(^^ゞ
また今度行ったときに確認します。
今度ってまた何年後だろう?行けるんでしょうか^^;
白髭山もまだ行ってないんですよね(^^ゞ
この時期は新潟周辺が多いですが
東北も良いですね~♪
関東には無い植生が羨ましいほどです。
お気持ち有難うございます。
有難うございました。
今年は標識など改善されているかなと思いましたけど
同じでしたね(笑)
米山は南側からなら下牧、北側からならizumiさんと同じコースが
良いかなと思っていたのですが、今回はとにかく登頂優先でした^^;
原三角点の山は何回か話題に上がるたびに意識していたのですが、
元々三角点に執着心がなかったので、今回迂闊でした。
折角行ったのに残念でしたが、izumiさんもやっちゃいましたか!^^;
また今度ですね~(笑)
姉が山歩きをしているのを知った時はびっくりしましたけど、
お蔭でいろいろな所に一緒に行けて楽しかったです。
たくさんの思い出をありがとう・・といった気持ちです。
どうもありがとうございます。