山響の「春休み」の最終日。なかなかに長い休暇でしたが、くしゃみをしたり目をこすっているうちに終わってしまった感じ。…もっと有意義に過ごしたかった。
それはさておき、山形Qのリハーサル。今回は男3人で、前回までで未消化な部分を詰めてゆきます。
弦楽四重奏は、どうしても第1ヴァイオリンに耳がいってしまう。それはお客さんだけでなくわれわれもまた。そこで、第1ヴァイオリン抜きで弾いてみるという、こういう機会は、かなり有意義なのです。
ということで、モーツァルトの四重奏と、シューベルト。
第1ヴァイオリンがないと、音楽として不完全なぶん、冷静になれるというところもある。
アンサンブルで邪魔になるのは、音楽が持つ「熱量」に、個人的に過剰に反応して、バランスを欠いてしまう瞬間です。
そうなると、音程もリズムも、フレーズも周囲とあわなくなる。
良い練習になりました。
つくづく思いますが、個人でやる「譜読み」は別として、アンサンブルのリハーサルの時間は、自分が「弾く」練習ではなくて、自分の中に、他人のイメージを包容しようとする精神修養なのだと思います。それなのに、自分がうまく「弾けた」「弾けなかった」の部分にいると、人と合わせている意味がなくなってしまう。
本番まで、練習はあと2回。昔より、回数が少ない分、密度の濃い練習になるよう、それぞれ準備することにします。
チラシを貼らせていただいたり、置かせてもらう活動をしています。
ただいま37箇所及び山形市内公民館
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