山形弦楽四重奏団 ブログ

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山形Q練習51-vol.12(中島記)

2014-03-24 22:12:44 | 練習日誌
 ようやく少し暖かくなりました。山形Qが練習で使っているコミュニティーセンターの研修室にあたる陽射しも今日は春めいて、部屋が明るく感じます。


 さて、今日の山形Qの練習は、もちろん4月26日の第51回定期のリハーサル。ハイドンセットから14番・15番・16番。

 この3曲をアンサンブルが簡単な順に並べ変えると、16・14・15になります。よって、今日はこの順番で。


 16番・・・まろやかな曲です。初めて聴いた時には地味でつかみどころがないように感じましたが、弾けば弾くほど親しみがわきます。薄味ながら、丁寧にとってあるダシがしっかりと染み込んだ、優しい味のおでんのような、細やかな味わい・・・ほんのりとした甘みを持った、「うすにごり」のような酒と一緒にいただきたい・・・ん、何の話だったかな?

 とにかく、優しさのある柔らかいハーモニーを大切に弾きたいところ。


 次に14番・・・爽やかな曲です。「春」というニックネームがぴったり。もっとも、花粉が飛んだり、「春眠暁をおぼえず」みたいな、まったりとした東洋の春ではなくて、
新芽の生命感とか青春につながる、「若さ」にあふれたイメージです。音色や音楽の運びに、しなやかなスピード感を常に持てるようにしたい。

 やっぱこの歳になると、二日間ぐらい休んだだけじゃ疲れがとれないなあ。ああ、腰は痛いし目はかすむし・・・

・・・こういう事情を、ひとかけらも感じさせてはいけないのです。ここが難しい。


 そして問題の15番・・・哀愁を帯びた曲ですが、感傷的ではなくて決然としてもいる。そのあたりがとらえにくい。喉ごしはすっきりしてキレもあるが、ほんのりと涙の味が余韻に残る・・・なんてね。書いていて何やらよくわからない。

 ということで、15番は第1楽章を通したところで時間切れ。・・・難しいですが、何度弾いても良い曲です。

 
 さあ、あとひと月。次回は録音をしてチェックしたいと思います。

 ~チラシを貼らせていただいたり、置かせてもらう活動しています。~
 ただいま12箇所及び山形市内公民館

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